見出し画像

欲望のままに生きる人間

人間には欲望がある。食欲、睡眠欲、性欲、これが3大欲求と言われ、持っている欲の中で1番行動を起こしやすいものだ。しかし、これは日本独自のものであるらしい。それ以外にも欲が数多くある。承認欲求の中にある、自己顕示欲など、色々なものが存在するであろう。

今、世間は新型コロナウイルスの影響で、各方面の著名人が中心となって、自宅待機をしようという運動が活発になっている。特に芸能界では、志村けんさんの死去により、その運動が活発化してるようにも思える。そんな運動の中で、なぜ一般人は外に出て、花見をしたり、ご飯を食べたり、飲みに行ったりするのだろう。これは抑えきれないくらいの欲なのだろうか?

画像2

それは違う。それはこれだけ大幅な影響を社会に及ぼしても、自分には関係ないと思っているからだ。現に、家にお年寄りの方がいたり、障がいを持っている方がいたり、病気を持っている方がいる家庭は、確実に簡単に外には遊びに行かないだろう。そういう人は身近に危ない人がいるからわかる。しかし、一人暮らしの大学生や、社会人にしてみれば、近くで起こっていることなのに、何か遠い国で起こっている自分には関係ないニュース程度にしか思っていない。

私には理解できない。外に出歩き、ウイルスをばら撒いて他人を死に至らしめる可能性があるにもかかわらず、自分の欲求のままに動いてしまっているのを。そんなものはただの動物と同じ行動に過ぎない。

ここまで知能がある人間に生まれ、ましてや道徳心おもてなしの心がある日本人として生きてきた者にとって、少し考えれば、思いやりを持てばヨーロッパの国々のような大惨事にはならないだろう。

画像1

自分の生活があるなで、優先順位をつけ、簡単で弱い欲を抑え、何かを犠牲にしてまでも我慢する。そういう行動こそが、“人助け”であり誰かの“命の恩人”となれるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?