[すこし詩的なものとして]0156 孤独は影に隠れて
夜中の静寂に
ひとりでベッドに横たわる
窓の外には
満月だろうか
いや少し欠けている月が
ぼんやりと光を帯びている
その光は
ひとりでいる僕の影を
より一層濃いものにしてくれる
か弱き男の
侘しさよ
何もできずに
ただ天井を見つめと
天板の年輪が
なんだか人の顔に見えてくる
あなたの心は
深くもない闇に沈んでいく
この沈みゆくベッドの上で
這い出る勇気も力もない
なすがままに
あるがままに
いつまでも
変化の兆しを見るまでもない
夜は
月明かりの蚊帳に包まれる
ただ祈