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店で試着せず、通販で購入もせずに欲しい服のサイズを確認する方法

ネットで見つけた服を買いたい。
でもサイズが合うかどうかわからない。
お店で試着してみたいけどハードルが高いし、合わなくてもすすめられたら買っちゃいそう…
だったら思い切ってネットで買って合わなければ返品するか…
でもそれもなんか気が引けるし、返品不可だったらどうしよう…

そうやって悶々としている人はいると思います。
そんな人のために、狙った商品を買わずにその服のサイズ感を測る方法をお教えします。

手持ちの洋服の実寸を知る

まずは手持ちの洋服の実寸を片っ端から測っていきましょう。
服のサイズは、メンズならSML、あるいは36、38、40などの数値でざっくりとサイズ分けされていると思いますが、そこではなく、洋服の主要パーツごとの明確なサイズです。
だいたいトップスなら

肩幅、身幅、着丈、袖丈

これらが表記されているはずです(ボトムスは今回は省略します)。
種類によっては肩幅表記がなかったり、身幅が胸囲になっていることもありますが、上記がスタンダードでしょう。
測り方(例えば肩幅はどこからどこまでを測るか)などはネットで検索してみましょう。

測り方が分かったら、それぞれの実寸を出していきます。

サイズ感を実寸で把握する

手持ちの洋服の実寸が出たら、それらの「サイズ感」を書き出してみましょう。
「サイズ感」とは、ピタピタ、ややゆとりのあるジャスト、ゆったり目、ダボダボなどなど、実際に着たときの感覚のことです。
また、下に薄手のインナー着用可とか、分厚いインナーを下に着ても大丈夫、などなど。
もちろん今まで、なんとなく「このスウェットの下にロンTを着用できる」とか体感的に知ってはいたと思いますが、それを数値化して再認識します。
例えば、手持ちのスウェットの身幅が50㎝、肩幅が40㎝だとすると、「自分は身幅50㎝、肩幅40㎝のスウェットを着て、下にロンTを着る余裕がある」と再認識できます。
そして、この数値をこれから購入する洋服に当てはめます。
これまでは「Lだから自分のサイズ」「Mだから小さめかな…」とかなりアバウトに捉えていたものが、「身幅50㎝だから少し余裕を持って着られる」「身幅53㎝だしちょっとだぼっとする感じかな…」と、より厳密に想像できるようになっていきます。
そして、ネットで洋服を購入する際、実寸で手持ちのものと同じであれば、サイズ感は99%同じであるということが分かります。

買いたい服と同じサイズのものを持っていない場合

さてここからが本題です。
ネットで見た洋服を買いたいけど、表記されている実寸と同じものを持っていないという場合。
ここで冒頭の「お店に行くのはハードル高いし、試しに買って返品もちょっと…」という状態に陥ります。
そこで僕はリファレンス用の服を購入することをおすすめします。
リファレンス(参考、参照)用の服とは、狙っている洋服と実寸で同じものです。
ただし、カテゴリーは合わせましょう。
スウェットを狙っているのならスウェット、Tシャツを狙っているならTシャツ。
知りたいのはサイズ感だけなので、どれだけダサくてもボロボロでシミだらけでも構いません。
とにかく一番安いものを探しましょう。
「サイズ感を知るためだけに洋服を買うなんてもったいない…」と思った人は、それを知るために店舗に行くことを想像してみてください。
往復の電車賃と軽いお茶で1000円は簡単に越えるでしょう。
さらに、せっかく出かけるんだからあれも見て、ここにもついでに行って……となると時間も取られるし、ランチでもすればプラスもう1000円ぐらいはかかります。
そうなると、服は試着するだけで済みますが、費用は安くても1000円前後、場合によっては2000円、3000円となってきます。
だったら1000円程度でリファレンス用の服を古着で買った方がコスパもタイパも上がります。
また、ワンチャンその服も着られるものならラッキーです。
着られないならデータだけ取ってさっさと捨てるか雑巾にでもすればいいでしょう。

欲しい服と同じサイズのものが売ってない場合

仮に欲しい服と全く同じサイズのものが見つからなかった、あるいはあるにはあるけどリファレンス用としては高いといった場合。
トップスであれば身幅と肩幅だけドンピシャで合わせればあとはどうにかなります。
着丈や袖丈は長ければ折ればいいし、短い場合もなんとなく想像はできます。
身幅肩幅は1㎝単位でも結構サイズ感が違ってくるので、ここだけはしっかり合わせたいところです。
できれば、狙っている服よりリファレンスの方がやや小さい方が望ましいです。
例えば肩幅40㎝の服を狙っていて、リファレンスが39㎝だったとします。
それでも普通に着られたら40㎝なら大丈夫でしょう。
逆にリファレンスが41㎝でジャストだったとすると、肩幅40㎝で大丈夫かどうかやや不安になります。

実際にリファレンス服を買ってみた

さて、実際にこれをやってみたらどうなったか?

2024年秋頃、急にスウェットが欲しくなってきました。
昔はよく着ていたんですが、近年はあまり着ていなかったので、手持ちのスウェットがありません。
何も基準がないとネットで買うのはちょっと恐い……とそこでリファレンス用のスウェットを買うことにしました。

それにあたり、実寸の予測をしてみます(元々手持ちの服の実寸は計測済み)。
僕はTシャツで身幅55㎝、肩幅は47㎝ならわりと余裕を持って着られます。
スウェットはTシャツの上に着るつもりなので、これよりそれぞれ2㎝ぐらい大きければジャストかなーと想像します。
着丈は60㎝でベルトが見えるぐらい。
65㎝以上あればちょうどいい感じになります。
袖丈はシャツを参考にすると、65㎝でかなり長い、61㎝でジャストぐらい。
結果出た予想値は、

肩幅48~50㎝
身幅57~60㎝
着丈65~70㎝
袖丈61㎝以上

これがスウェットの予想ジャストサイズです。
で、ネットを検索してみると、次のサイズのものが1200円で売っていました。

肩幅48㎝
身幅57㎝
着丈66.5㎝
袖丈68㎝

予想値の中でもややタイト目です。
デザインも悪くなく、汚れや破れもなさそうなので、これをポチってみました。

さて、届いてから着用してみると、問題なく着ることはできるんですが、ジャストすぎてスウェットに必要なゆとりがありません。
動くと突っ張る感じがあるし、あとなんか細身で見た目も貧相です。
このサイズ感は僕がスウェットに求めるものではありません。
そこで、改めて僕の体型に最低必要なスウェットの実寸を算出してみました。

肩幅50㎝
身幅60㎝
着丈65~70㎝
袖丈61㎝以上

着丈と袖丈はキープ。
肩幅は2㎝アップ。
身幅が一番変だと感じたので3㎝アップ。
これを僕のスウェットのジャストなサイズ感とします。
実寸としてはやや大きいのですが、スウェットの「サイズ感」としては最低このサイズが必要だということです。
そうしてこれを参考にし、実際ネットで上記とほぼ同じ実寸のスウェットを購入すると、問題なく着ることができました。
ただ、身幅は60㎝でも若干細いかなと感じたのでもう少しゆとりが欲しいと62~63㎝は必要な気がします。
まあ使っていたら2㎝ぐらいは伸びるでしょうが。

もう一生スウェットのサイズに迷わない

さて、ここまでの行程をおさらいすると、

・手持ちの服の実寸を計測
・欲しい洋服の実寸を把握
・それとできるだけ同じ実寸の洋服を安く購入
・試着してサイズ感を確認
・それを元に欲しい洋服のサイズを決定
(今回は実費1200円)

「めんどくさい」「サイズ確認のために1200円は高い」と思いますか?
僕は人生トータルで考えると、めちゃくちゃ楽で得してると思います。
一度これをしておくことで、体型が大幅に変わらないかぎり、僕は一生スウェットのサイズ選びに失敗することはありません。
だから今後、いつでも安心してネットでスウェットを購入できます。
無駄な出費もかなり減らすことができるでしょう。
興味のある人は試してみてください。

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