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トラウデン直美炎上に見える「逆襲のおぢ」と「嫌美人勢」共同戦線

先日トラウデン直美さんが自民党総裁選のポスターを見て「おじさんの詰め合わせ」と発言したことが炎上しているようです。
その少し前に起こったフリーアナウンサー川田ゆりさんの男性の体臭発言炎上からの流れもあり、どうもおじさんの逆襲が始まったのではないかとも言われています。
近年、おじさんは日本社会においては最も蔑まれる存在となりました。
会社では老害、家庭ではお荷物、ATM扱い、女の子からは臭い汚いと嫌悪され、社会に居場所がないと感じる人も多かったことでしょう。
それがここへ来て、男女平等の機運を逆手に取り、SNSを使ってこれまでの鬱憤を晴らすように女性に逆襲しているおじさんが現れました。
これを僕は「逆襲のおぢ」と呼ぶことにします。

さて、そんな「逆襲のおぢ」のターゲットとなったトラウデン直美さんの炎上案件に対し、僕は影で援護する勢力もあるのではないかと思っていました。
それが「嫌美人勢」です。
女性社会では美人は嫉妬され、いじめやハラスメントの対象となることはよく知られています。
ネットでも、誹謗中傷の被害を受けた女性が開示請求をしたところ同性だったという事件が多数見られます。
今、この「嫌美人勢」と「逆襲のおぢ」が奇妙な共闘関係にあるように僕には見えます。

「逆襲のおぢ」は、男性差別発言に対しては立場的には被害者ですから、差別発言を行った女性を非難する正当な理由は持っています。
そして、彼らが掲げる男女平等の御旗は「兼美人勢」の美人への嫉みそねみを隠す恰好の材料となります。
自分は男性に対する差別も許さない、同じ女性として恥ずかしい……
かくして美人を攻撃したい、引きずり降ろしたいだけの「嫌美人勢」は、被害者男性の擁護を名目とし、「逆襲のおぢ」たちをバリケードとして堂々と美人を攻撃できるのです。

ここに「嫌美人勢」と「逆襲のおぢ」の奇妙な共同戦線が生まれました。
これはかつてなかった現象です。
そして、この勢力はネット上で今後拡大していくように思われます。

おじさんいじりが大好きでつい口走ってしまう美人でキャリアのある女性は、今後相当注意しないとすぐに<おぢ・嫌美人共同戦線>に包囲され、身も心も焼き尽くされて何も残らないという事態になりかねないので気を付けましょう。

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