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鳥山明逝去と等価交換の謎

2024年3月1日、漫画家の鳥山明氏がご逝去されました。
ドラゴンボールをジャンプで毎週読んでいた世代としてはちょっと言いようのないショックを受けています。
ご冥福をお祈りします。

さて、個人的に気になったのは鳥山氏と等価交換の関係。
鳥山氏については下記「等価交換の実践」でも取り上げました。
報酬は既にご存じの通りで、代価は僕が調べた限りではせいぜい実家が貧しくて幼少期に苦労したといった程度。
さすがにそれだけでは「ドラゴンボール」の作者に対する等価交換にはなりえないので、最晩年に何かあるんだろうなーとは思っていました。
ちなみに「等価交換の実践」は2023年刊行。

そして今回鳥山氏の訃報を受けて、不謹慎を承知で言うと、首を傾げました。
死因は急性硬膜下血腫。
頭に強い衝撃を受けることで脳と硬膜の間に血腫が出来る病気のようです。
事件性はないようなので、病没ということになります。
享年は68歳。
早いといえば早いですが、早すぎるというほどでもないでしょう。
これでは鳥山氏が受けた報酬(財産、名誉、才能、尊敬等)とは全然等価になりません。
「等価交換の実践」で取り上げた漫画家の等価交換を以下抜粋してみましょう。

高橋和希
「遊戯王」作者。
60歳のとき海難事故で死亡。

横山光輝
「鉄人28号」「魔法使いサリー」「三国志」作者。
69歳のとき自宅で火事に遭い、全身火傷で死亡。

臼井義人
「クレヨンしんちゃん」作者。
51歳のとき登山中に滑落事故で死亡。

などなど。
いずれも作品の大ヒットが報酬、そしてちょっと普通ではないかたちで亡くなっています。
これが代価です。
直近だと「セクシー田中さん」の作者である葦原妃名子先生もやはり漫画の大ヒットを報酬とし、悲しい亡くなり方をした漫画家さんです。
失礼を承知で言うと、これらの作品レベルでも代価として命を持っていかれているのに、「ドラゴンボール」の作者である鳥山氏が68歳までご存命で、かつ病気で亡くなられているということが不思議でなりません。
等価交換の法則に照らし合わせて考えれば、もっと若くで、あるいはもっと悲惨な状況で亡くなっていてもおかしくありません。

まあこの疑問に対する答えは簡単です。
「だから、等価交換なんてないんだって」
確かに、そう考えるのが最も合理的でしょう。
しかし僕は等価交換論者なので簡単にそう結論付けるわけにはいきません。
そこで、無理矢理かも知れませんがこの鳥山明氏の不思議な等価交換(あるいは等価交換というべきか?)について仮説を立ててみたいと思います。

隠されていた不幸

鳥山明氏は過去やプライベートをあまり明かさない方で、特に幼少期の情報がほとんどありません。
「等価交換の実践」でも書きましたが、幼少期の不幸や不遇は大きな代価となります。
鳥山氏はもしかしたら、幼少期に貧しさ以上に辛い経験や不幸な体験をしてきたのかもしれません。
また、鳥山氏は売れっ子漫画家になってからも表に出て来ず、ずっと謎の人物でしたが、これだけ作品が売れたらさぞかしいろんな輩が近寄ってきたことでしょう。
もしかしたら売れてから相当な苦労やトラブルがずっとつきまとっていたのかもしれません。
それらが今後明らかになっていく可能性はあると思います。

事件説

鳥山氏の死因は急性硬膜下血腫ですが、これは頭に強い衝撃を受けたことで発症するそうです。
今のところ警察が捜査しているというニュースはありませんが、事件性が全くないのかというと、正直関係者以外は分かりません。
もしかしたら誰かに暴行されたのを隠しているという可能性もなくはないでしょう。
だとしても鳥山氏への代価としては少ない気もしますが。

カミである可能性

鳥山明氏が「等価交換の実践」に書いたカミである可能性もあります。
カミとは、代価が本人に降りかからず、身近な誰かが身代わりになるタイプの人間です。
例としてはYOSHIKIが挙げられます。
もしかしたら鳥山明氏は身近なところに不幸が多かったのかもしれません。

代価の散らし方が絶妙だった

「等価交換の実践」で、代価は自分の意志で散らせると書きました。
寄付や誰かに奢るなど、あえて自分から財産を減らしていくことで代価はそれ相応に相殺されます。
鳥山氏が生涯をかけて寄付を続けていたり、周りにおごりまくっていたとすれば多少は代価は散らせるでしょう。

代価の相続

これは今回新しく生まれた仮説です。
今まで考えたことはありませんでしたが、等価交換の報酬・代価は誰かに相続させることができるのかもしれません。
だとしたら鳥山氏は自身が莫大な報酬を受け取り、その代価を誰かに相続させて亡くなったと考えることもできます。
今後鳥山氏の遺産をめぐって骨肉の争いなどが起こった際は代価の相続と考えてもいいかもしれません。

いずれにせよ鳥山氏の等価交換はかなりイレギュラーなケースで、なんというか、鳥山明レベルになると等価交換すらもねじ曲げてしまうのかと……
等価交換を研究しはじめて早6年、様々な人物を調べれば調べるほどどんな偉人、有名人でも等価交換の法則からは免れないことを再認識してきましたが、もしかしたらこの人は関係ないのかもしれないと思えたのは鳥山氏がはじめてです。
改めて特殊な人間であったことがうかがえます。

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