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ポジティブな未来を考えるヒント?『ルール展』に行ってきました。

10月に「ルール展」という企画展に行ってきました。
少し時間が経ってしまいましたが、自分の中に気づきがあったので、感想を書きます。

ルール展のコンセプトは「ルールとポジティブに向き合う力を養う」

本展示会は法律家・水野 祐、コグニティブデザイナー・菅 俊一、キュレーター・田中みゆきの3人が中心になって企画されているそうです。日常の中に潜むルールを様々な角度で視覚化し、仕掛けを持って展示されています。

全体を通しての気づきは「ルールは生き物に近い」です。
ルールは一定のものと思われがちですが、上書き修正されます。数十年単位で見ると、少しずつ形が変わるものなので、「生き物に近い」と表現しました。

ルールと社会の関係
①ルールは最低限の制約を持って、制定される
②ルールが施行される
③ルールが破られる(被害がでる)
④ルールが上書き修正される

このようなサイクルが社会の中で行われています。
「いたちごっこ」という言葉があります。いつまでたっても堂々巡りする というような意味で使われます。日常生活で使われるときは、諦めとともに使われがちですよね。まさに、ルールと社会の関係では、「いたちごっこ」が常に起きています。

が、ルールが修正されるのは想定内だと思います。
むしろ、修正は社会として発展している証拠だと受け止めています。
だから、ルール展開催後に追加されたルールが展示されていたのは興味深かったです。(写真は撮り忘れました、、)

鬼ごっこが面白い

鬼ごっこのルールの変化が図にまとまってました。
これは面白かったですね。ルールによっては、人は鬼になれれるんです!つまり、役割が与えられます。また、行動がある程度統一されます。つまり、動機が与えられます。この気づきから、ルールとデザインはかなり似ているなと思えました。

ルール展

日常生活の中では、男性便器についているシールに象徴される「ナッジ」がルールとデザインの交差点です。

ナッジとは、よい選択をするように「そっと後押しする」こと。罰則やインセンティブなど行動を制限したり限定したりせず無意識下に働きかけて、本人が良い選択をできるように後押しします。

カオナビ「ナッジとは? 意味、例、関連用語、構成要素、有効な場面、基本原則、事例について」
https://www.kaonavi.jp/dictionary/nudge/

基本ルールと枝葉のルールで多種多様な鬼ごっこができるのは面白い仕掛けでした。トランプゲームの大富豪とちょっと似てます。ローカルルールができるのは、基本ルールがあるからこそなんですね!基本ルールが素朴で興味深いから、ローカルルールが追加されるんですよね!
「こうしたらもっと面白くなる!」この発想の軌跡が鬼ごっこ変遷図に収まっていました。

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これからも面白そうな企画展は行ってみたいです。
いい気づきがあったら、また投稿します!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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