才能が無いから、最適化学習する

https://introtocreativity.com/

WEB広告の手法には自動入札というものがある。

取り込んだデータ(=ClickやConversion)値に対して、どの時間、どの面、どんな年齢、どんな趣味趣向の持ち主に配信するべきかなどを、機械学習を通じて自動的に媒体側が学び、広告運用者の意図とは別に配信していく手法となっている。

入札だの媒体だのわからない人は、巷でいう機械学習やディープラーニングと同等の意だと思ってもらえればいい。

学習をより回した媒体(広告)が、最適とな何ぞやの解を「生み出し」、効率の良い運用で、顧客となるユーザーへ配信される。

今回、この自動入札・機械学習・ディープラーニングに似た考えを、【ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門】という本で学んだ。

クリエイティブと聞くと、特別な技巧や特別な手段を用いて、生み出されるモノだと思ってしまうが、この本を読むと、少し見方が変わる気がする。

というのも、人間にも、自動入札・機械学習・ディープラーニングに似た機能や側面があるというのだ。


カンヌの広告賞を取った作品を見続けたり、質の高いアート作品に出合う、目の当たりにする回数を増やす事で、その人自身の基準軸となるもののレベルが上がり、「そのもの自体がどういいか、なぜ心にくるのか」ブリッジになるものがなんだったのか、考える事が出来る。

そのもの自体が、なぜ心にジーンとくるのかは、脳ではなく、ハートで受け取っているからだと本書では言うが、ハートで受け取る回数が増えれば、自分自身の機械学習もかなりすすむ。

そして、判断できる、理解できる部分が増える。

そのため、苦手でしょうがないものや、身に着けたくても全然身につかない作業をしており無駄だと思える行動でも、本当にその能力や達成したい事があるのなら回数をこなす事自体に無駄はないと思たりもした。

才能がないかこそ、機械学習するための母数を溜める・蓄える。

地道でいいから、学ぶ事の大切さを、学べる本でもあった。

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