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#389_そうして得られた心身の関係、あるいは自分との向き合い方は、人生を支える深い気づきにつながります。

両足を伸ばして座って、お尻の後ろに両手をおいて、小指の先どうしが触れるくらいに軽く腕を寄せて、呼吸が整うのを待ってから、お尻を持ち上げて、天井を見上げます。自分では見えませんが、踵から頭までが一枚の板のように平面。

このポーズをやりかたには二通りあります。心と身体との関係が二通り。自分との向き合い方が二通り。

ひとつめは、身体を緊張させて、お手本通りのカタチを再現するやりかた。パフォーマンスや評価や存在するスポーツに似ています。

ふたつめは、最小限の緊張で同じ形を作るやり方。心身にさざなみすら立たずおだやかで、ポーズをしている時間は耐える時間ではなく自らを癒す時間。

ふたつめは、そのままヨガの入り口のようなもので、やってみる価値があります。自分という

身体を動かし始める前に、呼吸が整う・収まるのを待つ。静かになった呼吸がそのままでいられるように、心身が身構えてしまわないように、ゆったり穏やかに動きます。

そうして得られた心身の関係、あるいは自分との向き合い方は、人生を支える深い気づきにつながります。

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