スマホ中毒から脱却して、有意義な毎日を過ごそう ~『時間術大全』<前編>~
今回は『時間術大全』という本を紹介します。長くなってしまったので前編と後編に分けます!(所要時間:2~3分)
こんにちは、[わたけん]です。
今月紹介する本は『時間術大全』です。
0.はじめに
いきなりですが、皆さん、1日を有意義に過ごしていますか?
「気づいたら慌ただしく1日が終わってる。」
「せっかくの休日、なんもせずにだらだらスマホ触ってたら夜になってた。」
なんてこと、よくあるんじゃないでしょうか?
少なくとも僕はそうです。
暇さえあればTwitterや Instagramのタイムラインを追い、夜にはパソコンでYouTube、Netflixを無限に見ています。
そして、「ああ、無意味な1日やった...。でも、明日から切り替えて見ないようにする!」と張り切ってみたものの、「ちょっとだけならいいでしょ」という悪魔の囁きによって、結局昨日と同じ1日を過ごす。
そんな負のループから抜け出せない日々を過ごしています。
なんとかしてこの状況を打開しようと思っていた矢先、『時間術大全』に出会いました。
この本を読み終えてすぐにNoteを書いているので、実践には移せていませんし、今後僕が負のループから抜け出せられる保証はありません。
でも、この方法を実践してみたら自分を変えられそう、これぐらいなら自分でも出来そう、と思った方法をピックアップしながら、この本の紹介をしていきます。
1.原因
◎そもそもこんなに時間を奪っているものは何なの?
この本によると、答えは「多忙中毒×無限の泉」です。
多忙中毒とは、忙しいのをよしとする考え方で、無限の泉とは、メールやSNS、ゲーム、動画などのコンテンツがたえず補充されるものです。
この2つが「生活のデフォルト」となってしまっているため、強力な時間泥棒になっています。
「目の前のことをこなしてください。迅速にお願いします。予定をどんどん埋め、効率をもっと高め、より仕事をこなしてください。」という多忙中毒のデフォルトルールに加え、それを抜け出せたと思ったら「疲れたでしょ?ちょっとTwitter見ない?LINE返信しない?新しいYouTubeの動画、気になってたNetflixの動画見ない?」と無限の泉が待ち構えているのです。
この2つの巨大要因のせいで僕たちの時間がどんどん削られていたのです。
2.Let’s “メイクタイム”
そこで、気を散らすものから注意を引き離し、自分の時間の主導権を取り戻すメイクタイムという考え方が役に立ちます。
メイクタイムは何に集中したいかを決め、それを実行するためのエネルギーを蓄え、デフォルトの悪循環を断つことによって、自分の生き方に意識的に向き合うための仕組みです。
メイクタイムはハイライト、レーザー、チューニング、チャージの4ステップからなります。図で表すとこんな感じです。
まず、ステップ1で、その日に優先する「ハイライト」を1つ決める。
ステップ2で、ハイライトに「レーザー光線のように集中」し続ける。
ステップ3で、時間と注意力を1日中コントロールするために「エネルギー」を蓄える。
ステップ4で、一日を振り返って簡単な「メモ」をとる。
詳しく1つずつ説明するとともに、それを実行する戦術を紹介していきます。
本書では合計87の戦術が載っていますが、僕ができそうなものだけを厳選しています。他の戦術が気になる方は、是非本を手に取って読んでみてください。
2-1.HIGHLIGHT
ハイライトとは、「最重要事項を選ぶ」ことです。
すなわち、何のために時間を作るのか、その日の優先事項としてスケジュールを確保したいことを1つ決めるのです。
ここで、選び方のヒントとハイライトの時間を確保する方法を紹介します。
◎ハイライトの選び方
①書く
今さらですよね。
まずは今日絶対に終わらせなければならないこと、これを選べば1日の終わりに満足感が得られるもの、勝ったと思えるものを紙やふせんに書き出してください。
②優先順位をつける
書き出したものの中で、優先順位をつけます。特に「いちばん」は丸でもつけて目立たせましょう。
リストは手元に置いておいて、常々何が自分の最優先事項かを意識することが大事です。
◎ハイライトの時間をつくる
③ハイライトを予定に入れる
ハイライトが決まれば、それを予定に入れましょう。
どれくらいの時間やるのか、いつやるのか書き込みます。そうすることで、1日の時間の使い方を考えざるを得なくなります。
なぜか?ハイライトが1日で一番大事なことだからです。
④予定をブロックする
もしかすると、もともとハイライトを行おうと思っていた時間に誰かから予定をねじ込まれるかもしれません。
そんなときは先約があるからと断りましょう。
先に自分のための時間を取っておいたんです。大事な時間を他人に邪魔される筋合いはありません。
(もちろん100%この理論が通るわけではないですけどね笑)
⑤1日をデザインする
このハイライトから逆算して、予定を決めてしまいましょう。
1日の予定が完全に決まっていれば、「いまこの瞬間」に思う存分集中できます。
⑥締め切りタイムを作る
やるべきことがいくら残っていようと、この時間になったらもう何もしない時間を作りましょう。
もし、その時間までにハイライトに取り組めたら、喜びと達成感、充実感を味わいながら1日を振り返ってください。
もし、ハイライトを完遂できなかったら、「今日自分はよく頑張りました、明日も頑張ろう」と思ってその日はおしまいにしてください。
多忙中毒のワナから抜け出すためにハイライトを設定したのに、もうちょっとやるんだと、なかなか仕事がやめられないのは、本末転倒です。
潔く手を止めましょう。
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以上、1日を有意義に過ごすうえで一番重要な「ハイライトを決める」ということと、その戦術についての紹介でした。
でも、実際ハイライトを実行しているときに、いろんな誘惑が降りかかってくると思います。
そういえばあの人からLINEの返信返ってきてるかな、ちょっと疲れたしゲームしよっかなとか考えたり、なんとなくインスタ、Twitterを開いてしまったり...。
なんならそんな誘惑のせいで、時間があっという間に過ぎてしまっていますよね。
次回は、そういったメールやSNSなど、気の散らすものを撃退する「レーザー」について説明します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではこの辺で。また書きます(^ ^)
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