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マニラで銀歯を装着【海外就職への道49】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、フィリピン渡航直後に歯が欠けてしまったことについてお話しします。

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マニラに来て1週間が経った頃、突然奥歯の一部が欠けてしまい、急遽歯医者に行くことになりました。幸い、知人の紹介で日本語が伝わるクリニックに行くことが出来ましたが、診てもらったところ、銀歯を入れる必要がありました。

思えば、昔から歯にはあまり自信がありませんでした。小学生の頃、重いランドセルを背負いながら、靴紐を結ぼうとしゃがんだところ、顔面から倒れたことがあります。今でも思い出すその事故により、前歯の一部が欠けてしまいました。今もその部分はプラスチックで埋めており、数年に一度メンテナンスしてもらっています。

また、5年ほど前には虫歯を経験していており、既に銀歯が2本あります。初めて虫歯が出来た当時、全くその痛みに気づかなく、お菓子を食べていたら急に歯が欠けてしまったくらいでした。歯に対してもう少し慎重に扱っていきたいと思いました。

マニラには来ていたものの、この頃はまだ会社の日本所属だったので、日本での保険が適応できるか健康保険組合に相談してみました。すると、海外での診療に関して、全額では無いものの一部はお金が支払われる、とのことでした。この「一部」というのがいくらなのかわからなかったものの、その恩恵に与ることにしました。

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2022年2月、以前仮で覆ったカバーを外し、銀歯のための型をとることになりました。処置自体はすぐ終わりましたが、なかなか費用がかかってしまいました。

知人にそのことを話したら、お金で解決できるだけまだ幸運だと思うしかない、と言われました。海外で生活すると、理不尽な理由で損をすることが多々あります。お金を払っても解決できないようなトラブルもあるだけに、今回のようなパターンは良かった方だよ、と言われ、少し元気づけられました。

翌週、出来上がった銀歯をはめました。欠損した歯にピッタリはまる銀歯でした。少し削ってから完成。一時、不安でたまらなかった歯のトラブルはこれにて解決しました。ホッとした気分でした。

費用は全て合わせて25,000ペソ。日本円ではおよそ62,000円。安くない出費でした。歯は大切にしないと。つくづく思いました。

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健康保険組合へはいくつか書類を書いて、国際郵便で提出しました。ITの会社ながらその非効率な手続きにとても驚いたものの、ちゃんと受理してもらえ、助かりました。ちなみに後日、振り込まれた額は12,000円でした。「一部」とは本当に一部でした。

いよいよフィリピン法人に入社、つまり念願の海外就職となります。

この続きはまた明日。では。

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