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人と話すときに少しポジティブになるように意識してみる

自分自身を少し誇らしく感じるだけで、周りの対応も変わってくる気がする。

その瞬間に生まれる小さな変化が成長なんだと思う。



ワーキングホリデーでフランスに来て4週間が経ちました。

今日7月14日は、フランス革命記念日でありフランスの建国記念日です。
今から235年前(1789年)の今日、バスティーユ牢獄を襲撃して革命が起こり、かねてから批判されていた王政や旧体制が崩壊しました。
その後、ナポレオンを中心とした新たな国づくりが行われ、今に至るフランス共和国となっています。

今日はパリだけでなく、フランス中でお祭りが行われるそうで、僕が今いるリヨンでも昨日からお祭り騒ぎです。

議会選挙に始まり、ツール・ド・フランス、サッカーEUROカップ(フランスは準決勝敗退)、建国記念日、そしてパリ・オリンピック。
なぜか人々を熱狂し続けるこの時期のフランス。
血気盛んなフランスの人々を見て、世界に触れている感覚を強く感じます。

数年前までは全く縁もゆかりもなかったこの国に今生活している、という事実が、人生の面白いところだとつくづく思います。




来月で30歳になる僕は、この20代最後の時間を全力に生きたい思いが強くあります。
せっかくフランスにいるので、友達作りやフランス語の勉強、仕事探しに将来計画など、足に手に頭に(胃袋に?)いろんなところを動かす毎日です。

特に、前回の投稿にも書いたように、友達作りのために人と会う機会をたくさん作っています。
多くの人と話していると、自分がどんな個性を持っているかを客観的に知ることがあります。

行動力がある、自分の考えを持っている、人と違ったことをしたい、凹みやすい、、、

人に直接伝えられるものもあれば、後々自分で気づくこともどちらもあります。

また、フランス人を始めとした外国人との会話からは、日本人としてのアイデンティティを改めて知ることもあります。

ルールを守る、真面目、感情を表に出さない、目立つことを恐れる、、、

それらは目で見てわかるようなわかりやすいものから、ぱっと見では気づかない深いものもあり、実にいろんなことに気づかされます。

ポジティブなものでもネガティブなものでもこうした気づきがあるたびに、知れて良かったというポジティブな感情が生まれます。
海外だとなおさら、幅広い気づきがあります。
だから、多くの人と会うことはポジティブな面が多くあると思うのです。



僕は自分の過去を否定する癖があります。
コミュニケーションの際、自分のこれまでの生い立ちを語る時にわざと下げて伝えてしまう。
過去を下げることで話を面白くなるようにしたり、今の自分を少しでも肯定したりするためです。

でも、今の自分はもれなく過去の自分があったから存在している。
過去の自分を下げることは今の自分の評価を下げることでもあると、後々その発言に悔やむこともあります。

多くの人と話すと、世の中にはすごい人がたくさんいるなぁとつくづく関心します。

フランス語が話せてすごいなぁ、同じ仕事を何年も続けられてすごいなぁ、周囲に大反対されてまでワーホリに来れてすごいなぁ、バイトでお金を貯めて留学するなんてすごいなぁ、、、

人の良いところを見つけやすい性格は、逆に自分の悪い部分を際立たせる要因にもなってしまいます。
というより、本当は自分の悪い部分を感じやすいから、人の良いところに気づくのかもしれません。

こうしたネガティブ思考は、信頼してる人やこのnoteなど除き、いつも人にばれないように隠しながら生きています。

なんで自分って、、、?(悲)

そんな疑問を抱え続ける毎日です。



それでもやっぱり人と話すとポジティブになります。
新しい気づきは僕にとって幸福度の高いスパイス。
その瞬間が欲しいから、僕は人と話すのが好きなのかもしれません。

でも、家に帰って一人になると、ネガティブな気づきに落ち込んだり、自分を下げる発言に自己肯定感が下がることがあります。
そしてネガティブな自分や下げた自分と話している相手方のことも考えてしまう。

こんな自分と話して楽しかったんだろうか。。。(哀)

こう思った日は諦めて寝ます。

結局のところ、ネガティブ思考に陥ると、思考回路はぐちゃぐちゃになるし、何も楽しくなくなってしまいます。
そんな時は、ポジティブになれるように自分なりの切り替えをしていくしかありません。

人とのコミュニケーションは相手在りき。
自分が人と話すことに喜びを感じるなら、相手に心地よくなってもらうような心遣いを考えなくてはなりません。

コミュニケーションは「何を伝えるか」ではなく、「どう伝わるか」が本質。
でも、相手が何を感じて何を思うかは自分ではわかりません。

ネガティブな自分が自分を下げて盛り上げようとしても、相手は単に合わせて盛り上げてくれているだけかもしれない。

だったら、少しくらい自分を上げても良いんじゃない??



僕は自分で自分を認めるが苦手。
でも、最近はあえて意識して自分自身を誇らしく感じるようにしています。(驕りではない)

自分!地球上に生きてる!最高!

人との会話から生まれるポジティブな気づきこそが、話している相手が自分に思うポジティブなイメージなのかもしれない。
それが間違っていようが今は構わない。というか正解なんてない。

そうした意識を持って人と話すと、会話の中身も変わっていくように感じています。

それは、相手からの対応も少し良く思えて、会話が弾む感覚。
相手は少しだけ自分のことを信頼してくれている、と思える感覚が新しく生まれてきました。

これってたぶん自分がしたかった成長なのかもしれない。



この世の中、ポジティブな人の周りに多くの人が集まるものです。

能力が高かったり、お金をたくさん持っていたり、ルックスが良かったり、、、
そういったわかりやすい要素よりも、ポジティブな人こそが本当に人を惹きつける。

でも、それってお金を払ったり、勉強したりしても得られるものじゃない。

なんかよくわからないけど良い感じ。
そんなポジティブな人に今は憧れています。

真面目な日本人は努力で解決しようとしてしまうけど、方向性が違えば一生理想には届かない。
自分がどんな人になりたいか、少しわかってきた気がします。

弱い自分に落ち込むより、そんな自分を受け入れてポジティブになる。
生きやすさの秘訣とは根本的な考え方の違いにあるとわかってきた今日この頃です。

Joyeux anniversaire, la France!


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