まとめ エッセンシャル思考-グレッグマキューン
●結論
エッセンシャル思考とは取捨選択すること
→自分で選択しなければ、他人に自分の人生を決められてしまう
●本書は・・・
・本当にやるべきことが何なのかわからなくなる
・相手に合わせて自分のことを後回しにしてしまう
・何にでも手を出して中途半端になってしまう
そんな人に向けた本
●見極める
見極めるために必要なこと
・スペース
落ち着いて考えられる時間の確保
→仕事が忙しくなればなるほど一息ついて考える時間が必要
考える時間は自ら作り出さないとできない
「自分は今正しいことに力を注げているのか?」
集中できる環境に自ら飛び込む
→集中=全体をじっくり検討できるスペース
集中は向こうからやってこない
集中せざるをえない状況をつくる
・遊び
選択肢が広がる
→視野が広がり、意外な結びつきや可能性に気づく
ストレスの軽減
→ストレスは生産性を下げ、創造力を弱める
脳の活性化
→脳の実行機能(計画・予測・決断など)の活性化
遊びは脳の柔軟性や創造性を生む→変化への対応力向上
・睡眠
体を休める+脳のリフレッシュ効果
脳内で情報の整理と再構築が行われる
→ひらめきが生まれやすくなる
睡眠は義務ではなく自分の能力を引き出すために必要な武器である
●捨てる
捨てるために必要なこと
・本質目標を決める
具体的かつ魅力的で測定可能な目標
→理解していれば方向性を間違えず行動できる
・損切りをする
サンクコストバイアス
→すでにかけた労力(時間・お金)を過大評価し、投資を続けてしまう
現状維持バイアス
→「いつもやっている」という理由だけで受け入れてしまう
【対応策】
・持っていないふりをする
「まだ持っていないとして、今から投資する価値があるのか?」
・ゼロベースで考える
「例年(前年)通り」を無視してゼロから考える
・逆プロトタイプ
一定期間試験的にやめてみて不具合があるのか確認
・境界線の決める
・仕事は一方的にプライベートを侵食しようとしてくる
・境界線を定めなければ他人に自分の領域を侵される
・平日に子供を連れて会社で遊んでいたらおかしいと思うのに、土日に会社で仕事をしたり、顧客のために時間を使うことは自然な行動のように思われる
・他人の問題を横取りしない
本人に解決すべき問題は本人に解決させる
ゆずれない線を予め明確に引く
・自分の境界線がどこか知る
他人に侵害された(イラッとした)と思うことをリストアップ
●しくみ化
しくみ化するために必要なこと
・バッファ(緩衝)
トラブルに対応できるだけの余裕(スペース)を確保
不測の事態は起こると想定した計画→見積りの1.5倍で考える
・習慣化
・複数回同じことを実行すると神経細胞同士が新しく結びつく
・脳に回路がつくられるとそれまで思考や判断していた領域が違うことに使える→同時に別作業が可能になる
・悪い癖を見つけるには癖そのものではなく直前のトリガーを見つける