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vol.2 無敗営業-高橋浩一

第2章 接戦を制する「3つの質問」

・営業の接戦とはどんな状態か?
・「3つの質問」とは何か?

●商談の難易度を「楽勝」「接戦」「惨敗」に分けて考える
 ・「楽勝」自社ファンの顧客
 ・「惨敗」競合他社が長年付き合っておりガッチリ張り付いている
 ・「接戦」相見積もりの提案・社内で予算が確保できていない案件
 →「楽勝」「惨敗」は誰が担当しようと結果は変わらない
  「接戦」発注先を迷ってる状態、ここが強いと自然に「楽勝」案件増

●接戦は3つのパターンに分かれる
 ・当社か他社か
 ・今やる必要があるのか
 ・内製できないか
顧客が何と検討しているのか把握することで対策を考えられる

●「3つの質問」
 ・「接戦状況を問う質問」
  期間:案件が発生した直後から自社の提案後までの間
  「当社は何番目ですか?」「他社の見積りをみていかがでしたか?」
   →接戦相手が競合なのか・需要なのか・内製なのか知ることが目的

 ・「決定の場面を問う質問」
  期間:発注先の決定直後
  接戦においてどの瞬間に受注(失注)が決まったのか事実の確認
  「どの瞬間に決まりましたか?」「どんな場面で心が動きましたか?」
  →決定場面の情報が蓄積されれば提案の押さえどころがわかる

 ・「裏にある背景を問う質問」
  期間:顧客と話す機会がある時すべて
  「枕詞」前提条件付の質問
   もし仮に●●●という点がクリアされたら・・・」
  「深堀」
   「と、おっしゃいますと?」「具体的には?」
  「特定」
   「御社の課題として重要度が高いのはAとBどちらでしょうか?」
  →これ以上聞いたら怒られるラインを手前に引きがちである
   自分が思うより深く質問しても意外と怒られない
  

【用語】
・「リテンション」
 既存顧客との関係維持するためのマーケティング。ルート営業
・「内製」
 外部委託していたもの(こと)を自社内で行うこと
・「BANTCH」
 予算・決済者・需要・導入時期・競合・人員の頭文字
 提案の際、把握しておくべき情報のこと

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