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人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

こんにちは。
都内でフリーランス映像ディレクター
(SNS Contents Creator)をしているkentoです。


このnoteでは、
いつか会社を辞めてフリーで仕事をしたい
・少しでもワクワクした人生を歩みたい



そんな方々に向けた記事を毎週土曜日に発信しています。



今回はふろむださんという方の著書『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という本の要約と、それをベースに僕なりに考えを綴っていこうと思います。


この本はこんな方々にオススメです。

・世の中は実力がある人が成功するだろうと思っている方
・頑張っているのに全然評価されない方
・周りに「なんであの人ばかり評価されているのか?」と思う人がいる方
・「勘違いさせる力=錯覚資産」というずるい武器を手に入れて人生を有利に進めたい方


以前、TV番組で林修先生が絶賛し紹介していたこともあり、ご存知の方も少なくないかもしれませんが、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

では、さっそくいってみましょう。


はじめに


著者ふろむださんとは?

累計読者数が数千万におよぶ伝説のブログ「分裂勘違い君劇場」の著者であり、リアルでは上場企業を含む複数の会社を経営している敏腕のオーナーです。また学識を元に有名な海外書籍の翻訳や海外での公演をしており、グローバルに活躍するすごい方です。


ふろむださんは「この世の中は実力主義ではない。実力がある人ではなく実力があると周囲に錯覚させる事できる錯覚資産を持つ人がより良いポジションを手に入れている」と述べています。


例えば、イケメンの政治家は、そうでない政治家よりも選挙の時に、投票を集めやすいというデータに基づいた事実があります。
容姿と政治家の人間性や政治力には直接関係はないものの、このような結果をもたらします。


このように実際の成功・失敗とは、あなたが思っているよりも、はるかに「実力以外の要因」で決まっていることが多いというお話です。
では、その「実力以外の要因=錯覚資産」とは一体なにか?

簡単に要約していきます。


錯覚資産とは?

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錯覚資産とは、「人々が自分に対して持っている自分に都合のいい思考の錯覚のこと」です。


例えば、

・東京大学卒
・若手の実業家
・元googleの社員
・一部上場企業の管理職
・SNSのフォロワーが10万人

これらすごそうな肩書きを前にすると、なんかわからないけどすごい人なんだろうなって直感で感じることってありませんか?

このように、その人の実力の有無に限らず一部分を見て無意識に全てが優れていると錯覚してしまう事ってあると思います。


それが錯覚資産による過大評価です。
(もちろん肩書きに負けず劣らず優秀な人もいますが、SNSで影響力を持っているからその人の言う事が正しいかというのは全く関係ないし、高学歴だからといって仕事ができるのかというのも関係がないですよね。)


しかし、プラスに捉えると自分に実力がなくてもこの錯覚資産を得ることによって有能だと認識され、仕事だとより良いポジションや成長のチャンスを与えられることがあります。そして良い環境のなかで実力をつけていき、やがて本当に実力があった人を追い抜くこともできます。


つまり、錯覚資産によって手に入れた環境で実力がつき、そこで出した成果が更なる錯覚資産を生むという相乗効果が生じます。

では、そんな「錯覚資産」を増やすためにはどうすればいいのか?



錯覚資産の増やし方

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錯覚資産を増やすためにはハロー効果を生じさせることが大事になります。

ハロー効果とは?
なにか1つ優れているポイントがある時、そのプラスポイントに引っ張られて、他の能力も底上げされてしまう効果。直感的に優れている様に錯覚してしまうこと。※冒頭で話したイケメンの政治家の話がこれにあたります。


人間は直感的に正しいと感じる事が正解だと思いがちで、客観的事実よりも自分の直感を信じてしまいます。
このハロー効果を上手く利用することで錯覚資産を得る事ができる。


しかし、錯覚資産を得るには成功が必要で、成功するには錯覚資産が必要という矛盾があります。 このジレンマを解消するには著者曰く、確変状態に入るまでに小さく賭け続けることが必要があるということ。

この確変状態とは?
パチンコで特定の場所に玉が入り、しばらく当たる確率が急上昇するフィーバータイムのこと。そのため通常より確変状態だと簡単に大きく利益を得やすくなる状態にあります。


リアル世界も同様に普段は小さくチャレンジし続けて、当たる確率が高い状態に入ったら集中して自分のリソースを投下することが大事です。


このように小さくたくさん賭ける事で、ある程度の実力を発揮し、なんらかの成果を出す。その成果が、錯覚資産として評価された場合より良い環境があなたに巡ってくる。するともっと実力を発揮し成果が出やすくなる。
成功のループに入るまでサイコロを降る回数を増やすということです。

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逆を言えば、もしもあなたが実力を発揮して成果を生み出したとしても、その成果が錯覚資産として評価されなければ、あなたに良い環境は巡って来ないかもしれません。



「錯覚資産」を見方につける方法

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結論、錯覚資産を見方につけるには脳の構造を理解する必要がある。
→人間の脳は過剰に「一貫性・原因・結論」を求めます。



脳は一貫性でないことを不快に感じ、無意識に一貫性を求めてしまう。
例えば、「A君はなにをやっても優秀だからA君のいうことは間違いない」「B君はなをやってもダメ」と前述で説明したハロー効果に引っ張られて良くも悪くも別の要因で物事を一貫して判断してしまう。


脳は過剰に原因を求めてしまう。
単に偶然の結果にすぎないことにまで、無理やり原因を見つけてくる。
例えば、プロジェクトを1つ2つ成功させたぐらいでは、大したことはわからないのに「Aくんがこのプロジェクトを成功させたのは優秀だから」
案件を1つ2つ受注できなかったぐらいでは、大したことはわからないのに「Bくんがあの案件の受注に失敗したのはBくんが無能だから」と原因を見出す。


脳は過剰に結論を急ぐ。
結論を出すのに必要なデータがまだ揃ってないのに、その時にすぐに思い浮かぶ情報だけで無理やり結論を出す。


まとめると、脳は「一貫性と原因」を過剰に求め、「結論」を急いでしまう傾向があるということ。それらを注意していれば、自分の思考の錯覚に気づいて本質的に物事を捉える事ができたり、他人の思考の錯覚を利用して、自分に有意に物事を進めることができるということです。



最後に

というわけで、『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という本の要約解説を綴っていきました。


結論、この本では人生何をやっても成果が出せる人と、実力があるのに成果が出せない人の決定的な違いには「錯覚資産」という見えないチートが存在するよ。というお話でした。


「錯覚資産」をどう上手く見方にするか、そしてどう見破り本質を見極めるかによって人生の難易度が大きく変わりそうですね。


最後までご覧いただきありがとうございました。
(シェア、コメント、ハートいつもありがとうございます☺︎)


ではまた来週!

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