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【建築日記1/47】47都道府県けんちく旅:茨城県

突然ですが、僕の20代からのライフワークだった47都道府県を訪れる旅の全国制覇まで残り2つとなりました!
全国制覇を前に、今までに訪れた都府県の振り返りをしてみたいと思います。
残り2つへ行くのと、45件書きあげるのと、どちらが先になるかわかりませんが笑、お付き合いいただけるとありがたいです。

まずは、一番最近に訪れた茨城県からです。
建築、まちづくりに絞って勝手に3選としました。

1.水戸市民会館
最近できた大断面木造の複合施設です。ホールやギャラリー、貸会議室などが入っています。
人もたくさんいて、とても活気がありました。
あちこちに机と椅子があり、勉強している学生もたくさん。無料で集まれて勉強できる、こういう空間は若者には必要ですね。
2階部分がとなりの百貨店とペデストリアンデッキで繋がっていて、人通りも多かったです。この動線沿いで展示していた方とお話をしましたが、ここで初めてやっているがいろんな人が足を止めてくれる、とおっしゃってました。
建物の中に、こういったまちの結節点ができるのはとても上手い作りだな、と思いました。
さらにこの反対側には水戸芸術館があり、百貨店と水戸芸術館をつなぎ、またここに人が集まることで両側へ人の流れをつくるハブのような役割を果たしていました。
再開発でかなり時間をかけてできたものが、このようにうまく機能いるのは気持ちいいですね。(全国でうまくいかず、流れが止まっているハコモノを見てきたからこそ 泣)


2.日立駅
あのHITACHIのお膝元にある中心駅です。
利用者も多いですが、何より海に向かって張り出している待合とカフェが絶景でした。
ガラス張りでシンプルだからこそ、風景に溶け込み、この太平洋の良さがそのまま享受できます。夕日も最高にキレイでした。
入り口側のショップや観光案内所から改札、そして海側のカフェまで一体の建物ですが、大きく感じさせない軽やかさはさすがです。



3.水戸芸術館
水戸といえば真っ先に思いつくのがこの建物です。重厚な外観、教会を思わせるエントランス、自然光の降り注ぐ展示室までのアプローチ、水盤の上の浮いた岩、そしタワー。とても見応えがありました。
特にこのタワーはずっと気になっていました。パネルを張ってるので展望できるのか?と。
上ってみるとなんとパネルに丸窓が開いていてそれを覗いて楽しむタイプでした。市内を一望するというよりは、覗いてみて見えたものから想像する感じでしょうか。足元にも丸窓があったので、子供の方が楽しめそうです。
よくある展望台のように市内を一望したかったな、とも思いましたが、1階で流れていた建設当時の映像で、今は亡き磯崎さんと若かりし青木さんの楽しそうな表情をみると、これで良かったような気がしました。
どこからでも見えるこのタワーはこの街のランドマークであり、アイデンティティなのだと思いました。

いかがだったでしょうか。
これにて私の茨城県でのけんちく日記を終わります。
よろしかったら、いいね、コメントよろしくお願いします。
次回は新潟県にしようかな。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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