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プレジデントまとめ#5 「成功への物語」 ─ 味方の多いリーダーは 「言葉の選び方」がまるで違う 2022.6.3号 P8-9


今日は、茂木健一郎氏の記事をまとめてみます。私のプレジデントは、いつも茂木さんの記事を読んで始まります。

今回取り扱う記事は、世界中から注目を集めるウクライナのゼレンスキー大統領が行う演説についてのものです。



1.元コメディアンから全世界に発信される、「人を動かす言葉」


科学技術が発達して、さまざまなツールが使えるようになった今日でも、人間にとっての最大の道具の一つが「言葉」であるこ とには変わりがない。言葉には対面コ ミュニケーションの限界を超えて社会を変える力がある。「人を動かす」 言葉の使い方には誰でも関心があるだろう。

このところの世界において、ウクライナのゼレンスキー大統領ほど、「人を動かす話し方」で注目される存在はいないかもしれない。


冒頭このような文章で、記事は進行します。以前は国民的な人気を持つコメディアンであり、テレビ制作会社の創業者であったというゼレンスキー大統領。


かつてコメディアンだった男が、今となってはロシアという強大な力を相手に闘っています。
そしてそのカリスマ性によって、自国民、更に全世界に向けてメッセージを発信し続けています。



2.カリスマ性の源泉と脳の研究


では、ゼレンスキー大統領のカリスマ性はどこからうまれるものなのでしょうか。

何らかのメッセージを発信する際、非常に大切なこととして、「自分自身がそのことについて確信を持っていること」が挙げられるそうです。

自分が思ってもいないことは、相手には伝わらない、という風に言い換えることが出来ます。


更に、茂木さんによると人間の脳には次のような特徴があるそう。


カリスマ性のある話し手と周囲から見なされている人の脳活動を計測した研究では、人を引きつけるリーダーの脳は、よく整理されてまとまった活動をしているという結果が出ている。

そして興味深いことに、カリスマ性の高い人に対面している「フォロワー」の脳では、前頭葉の活動が通常よりも低下している。すなわち、注意を向けたり、行動を選択したりといった前頭葉の働きを、一時的にリーダーに託している。


私は、このひとかたまりの文章を読んで、とても興味深いと感じ、この記事に出会えて良かったと思いました。
なぜなら、新しいことを知ることが出来たからです。


3.ゼレンスキー大統領による 「オーダーメイドスピーチ」が出来るまで



更に、ゼレンスキー大統領は自身やウクライナという国がどのような状態にあり、何を発信しなければならないのかということを把握する力、いわゆる「メタ認知」能力が非常に高いのだ。という分析に入っていきます。

その能力が高いからこそ、まるでオーダーメイドの様な相手に合わせたスピーチを行うことが出来るのです。


以下は、記事に掲載されている3つの具体例をそのまま紹介します。


①アメリカ議会におけるスピーチ

ロシアとの戦争が民主主義を守る闘いであり、アメリカは世界の自由や民主主義を導く光のような存在であるとして、ウクライナへの支援を呼びかけた。

アメリカ人自身の誇りや自尊心をくすぐるこのような話法は、きわめて効果的。


②イギリス議会における演説

戦争開始からの出来事を時系列で振り返ることで、ドラマティックな印象を与えた。

また、第二次世界大戦中に当時のイギリスの首相、ウィンストン・ チャーチルが演説で使った有名な表現を引用して、歴史的背景も印象付けた。


③日本の国会における演説


ウクライナの原子力発電所がロシアに攻撃されたことを挙げ、日本での原発事故を想起させた。

そして文化の親和性を例にとって、ウクライナと日本の精神的な繋がりに結びつけた。



4.まとめ


無責任なことはしたくないので、ウクライナの現状や、戦争などについての意見は特に述べません。

また有益な情報があれば、共有させて頂きます。

みなさんのスキ、フォローが私の力になります。





人生の目標は豊かな老後を過ごすこと。

そこから逆算した日々を過ごします。


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