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ココ・ファーム・ワイナリーへ

街撮りじゃないけど、ワンデイトリップでの撮影って写真日記のようで、
好きだったりする。昨日はそんな小旅行と、携帯の手続きなどでしっかりアップ
できなかったので、今日はあらためてアップしようと思う。

EOS R5
EF50mm F1.8 STM
ISO100 f/6.3 1/50s

体調と根性と財布次第で、ワンデイトリップを楽しみながら街撮りをしたいと
以前から考えていた。なので今回はその前哨戦。勿論、なるべく金をかけたくないので路線バスや鈍行列車を使いたいけど、そうはいかない時だってある。
 
目的地は足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」。
浅草始発の東武伊勢崎線に乗って足利市駅で降り、そこからはバス。
と言う事で訪れた浅草は既に三社祭の準備が進んでいる状況ではあった。
ただ、連休の1日前なので、観光地浅草にはまだまだ余裕があった。

EOS R5
RF15-35mm F2.8L IS USM
ISO100 f/9 1/30s 15mm

昨日はiPhoneのカメラで撮った1枚をアップしたけど、今日はR5で。
こうやってWEB上で見ちゃうと、もうスマートフォンでOKって言いたくなるね。
という事で、こんな電車に揺られて向かった足利市駅。
 
藤が綺麗で有名な「あしがらフラワーパーク」や
日本最古と言われる「足利学校」がある場所で、
街歩きと言うより車での移動になりそうな距離感はあった。

EOS R5
EF50mm F1.8 STM
ISO100 f/6.3 1/60s

「ココ・ファーム・ワイナリー」は、知的な障害を持つ人達の自立を目指して
作られた「こころみ学園」が、ワイン醸造場を持ってワインを作り出し、
1984年にココ・ファーム・ワイナリーとしてワインを出荷。
 
2000年の九州沖縄サミットの晩餐会で使用された事から一気に人気の
ワイナリーとなり、毎年この時期にはヴィンヤードウィークというイベントを
実施している。(秋には収穫祭もある)
当然だけど人が集まるが、自分は人混みが嫌いなのでウィークデイでの訪問
となったワケだ。

EOS R5
RF15-35mm F2.8L IS USM
ISO100 f/9 1/120s 15mm

この山の斜面をこころみ学園の園生さん達が開墾し、摘果も手摘みで行うなど
手がかかる作業を経てココ・ファームのワインができ上がる。
ヴィンヤードウィークは蔵出しの非売品ワインも試飲でき、酒屋では手に入れにくいワインも多く楽しめるので、着いたらまずはテイスティング!

EOS R5
RF15-35mm F2.8L IS USM
ISO1250 f/5.6 1/40s 19mm

葡萄の甲州種がワインに適しているとわかってから一気に白ワインに使われて
きたが、オレンジワインとして作ったのがこの「甲州F.O.S.」。
赤ワインと同じ様に皮や種を含ませて作るのでこんな色になるのだけど、
白ワイン用の葡萄のため果皮にアントシアニンが無く、
赤くはならないのが面白い。
 
ココ・ファームで自分にとっての初オレンジワインを味わって、
その味わいの幅広さに驚かされてから毎年飲むようになったが、
オレンジワインとして有名になったのは、「マリアージュ〜神の雫最終章」で
2017年の甲州F.O.S.が登場してからだろう。

EOS R5
RF15-35mm F2.8L IS USM
ISO640 f/2.8 1/80s 16mm

1500円でワイングラスと5杯のテイスティングができるが、
飲み終わった後にグラスを返すと500円バックしてくれる。
実質1杯200円で5種飲めるのは、実に楽しいし嬉しい。

EOS R5
RF15-35mm F2.8L IS USM
ISO500 f/5.6 1/40s 15mm

連休に入ったら、こんな余裕あるテイスティングはできないほど
客が押し寄せるだろうから・・とこの日を狙ってくる人も多い。

EOS R5
RF70-200mm F2.8L IS USM
ISO100 f/7.1 1/200s 200mm

心地よい風と、少し強くなってきた日差し。
時間の流れが違って感じられるほど、ここは特別な場所に思える。
 
激務だった頃から毎年の様に来て、
悪酔いしない程度ワインを味わったら、帰り道の浅草で美味しい物を食べる。
そんな時間の中で積み重なった澱の様な気持ちを捨て去り、
来年も元気で来たい・・と思って過ごしてきたが、コロナ禍で3年は来る事が
できなかった。(去年は踏切事故で浅草で足止めになってしまった)
 
そうそう、テイスティングの他にも、常設されたレストランでワインとランチを食べる事ができる。そしてここのカレーランチは、ちょっと特別に美味しいと
感じているのだ。

EOS R5
EF50mm F1.8 STM
ISO125 f/6.3 1/30s

カレーとパン、ピクルスとサラダのセット。
これをツマミに、ワインを飲む飲む・・・・
という怠惰な旅、そして酔うに従って写真が減っていく。
それがまた、その日の自分が写っているという事の証拠だったりもします。
 
写真の楽しみが表現だとしても、
テクニックだけでなく撮る時間を愛でながらも、
視界を記録してその気持ちを織り込んでいく作業は、
表現したい人にとっては必然的な行為なのです。
そしてその時間が「自己実現の一手段」と知ってしまうと、
やめられなくなる・・・と。
 
さて明日は、どうしましょうね。

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