タイでの生活するうえで認識すべきこと①(2023年度版)
多くのタイ寺院、タイ料理、マッサージ等、観光立国としても有名な東南アジアのタイだが、約1年間暮らしてきた中での発見やイメージと違う点があった。今回は生活するうえで認識すべきことを記載した。タイの中でも首都バンコクの話となるので地方は全く違う部分もあるのでその点だけ留意いただきたい。
私のタイに行くに至った経歴,背景も紹介しているのでこちらの記事を見てほしい
物価が思うほど安くない(モノによる)
まず初めに、タイをはじめとした東南アジアはまだまだ発展途上国で、物価が日本と比べて手軽というイメージを持つ人が多いと思うが、近年の物価高騰と円安の影響で約10年間で倍以上に物価が高騰してきている。
その為、一般的なマクドナルド等のチェーン店に関して言えば日本の値段とほぼ同じかそれ以上と思ってもらってよいだろう。
また、外国人向けのコンドミニアムや日本人向けのレストランも日本と同等、もしくはそれ以上の値段となる。私が住んでいたアパートは、ジム、プール付きで約25万円程度であった。(誤解がないように言うと私のアパートは高い部類でもっと安価で日本よりも設備が良い物件は多い。)
日本で同等の物件に住むよりも安く住めるが、あまり豪遊できるといったイメージとは程遠い物価のイメージで合った。
とはいえ、タイ人の平均所得も上がっては来ているもののまだまだ日本と比べても低い水準であり、日本円で数万円の月給で暮らしている人がざらにいる。そういったローカルの人が行くスーパーや屋台では、非常に安価に食事をとることができる
※ただし、短期滞在の方や胃腸が弱い方は腹を下す確率が高いため自己責任で。
人件費系のサービスであるマッサージやタクシーは安い。マッサージは1時間で1500円から2000円程度で、毎週行っても問題ない価格である。タクシーも配車アプリのGrabを使えば面倒な価格交渉もせずに安い価格で利用できる。
良い意味で人が怠惰
微笑みの国といわれるだけあってタイの人々は、皆愛想がよいと言いたいところだが、実際に働く人は日本人の感覚でいうと怠惰な印象を受ける。例えば入国審査の職員は、隣の職員と話し込んだり携帯を見ながらスタンプを押している。入国の行列ができているにもかかわらず常にそのような感じで日本ではまず考えられないし日本でそのようなことがあれば即炎上するような感じだ。みんながそのような感じなので、特に誰も咎めるような空気がないのだ。
そのようなタイの働く人々を見ていて、仕事に対する姿勢や向き合い方を自分自身が見直すきっかけにもなった。日本人は、会社にプライベートも含めてすべてをささげていたり、過度なサービスを求めすぎている部分があると思う。これは、タイに来ることにより日本との「違い」を改めて認識できたし、自分のマインドも見直す必要があると思った。過度な仕事へのコミットやサービスの要求によりうつ病や自殺に追い込まれる人が多いことを考えるとタイのようにおおらかに自分本位で仕事をするという価値観は新鮮であった。
インフラは日本と比較するとまだまだ脆弱
タイに限らず多くの東南アジアでは、交通インフラが脆弱である。特にラッシュ時の渋滞はひどく、電車で30分ほどの距離を2時間かけてタクシーで帰ったこともある。ただ、BTSや地下鉄といった公共交通機関が発達しているため渋滞を避けるにはタクシーが安いとはいえ電車を利用することで渋滞は避けることができる。
また、雨季は非常に雨がひどく私が滞在している間にも1度街が冠水してしまったことがあり、そうなると電車、車とも機能せず帰宅困難となった。何とか歩いて帰ったが、電線が垂れ下がり、感電死をしたり、マンホールに落ちてしまうという事故もあるとのことでそういった災害の弱さがある点も日本とは大きく異なる。
1年中温暖であるが外に出れない雨季と猛烈な日差しの乾季
バンコクは年間平均気温28度で年間通じて日本の夏と同じような恰好で過ごすことができる。
おおむね11月から2月が気温も下がって過ごしやすい乾季で3月4月になってくると日本の夏よりも日差しがきつく感じることもあった。
5月から10月あたりは雨季で夕方30分から1時間程度ざっと雨が降るスコールが1日数回発生するし、1日中曇っていることも多く、観光でこの時期に行くことはおすすめしない。
直近で大麻も解禁
直近では、コロナ明けの主に欧米系の外国人観光客を呼び込む政策の一つとして医療用の大麻を政府が解禁している。その結果、私がいる間だけでもあっという間にバンコクの町中に大麻ショップが並んでおり、多くの観光客でにぎわっている。もちろん日本人がタイで吸うことも違法であるので、注意したいが、明らかに日本人向けのお店も存在していた。
ここに書いた価値観を得る原体験を書きに記しているので読んでもらえると嬉しい。
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