MUP 第二期 WEEK7「デザインスキル」
本日は、デザインスキルについてです。マーケティングにおいて一番重要と言っても過言ではありません。
デザインと言っても、デザイナーだけではなく、営業でもビジネスをデザインするというように、デザインスキルは必要です。
1.デザインの定義
デザインとは、
あるものを破壊し、新しいものを定義すること。そしてらそれはビジネススキルが必要。
ピカソの絵は、ほかの芸術家の絵と全く異なる絵ですよね?ピカソも普通の絵を描かせば、めちゃくちゃうまかったと言われていますが、差別化のためにわざと、ああいう絵を描きました。
ただしいきなり絵画として売り出しても生活者には馴染みがなく価値をわかってもらえません。
ピカソは絵画として売る前に、ワインのラベルのデザインとして出していきました。
絵画を買う人は富裕層。富裕層といえば、ワインを嗜む人が多い。そのワイン愛好家に認められば、絵画としての価値を認めてもらえる。という戦略です。
ピカソはこれまでの絵画の常識を破壊し、新しい絵画のスタイル作りました。
デザインスキルに、既存のものに、WHY?を突き付けることが重要です。
言われたことだけやるのは、作業。
考えてやることは、仕事。
皆さん、仕事をできる人間になりましょう。
これからの時代、作業人間は人件費が低い海外や、AIなどに仕事を奪われ、必要なくなります。
仕事をするには、観察・発見・実行が必要です。
2.クリエイティブシンキング
これまでの時代、何か課題があればそれを解決するクリティカルシンキングがあれば十分でした。しかし、これだけでは今は物が溢れているため、競争に勝てません。課題を解決するのは当たり前で、そこからさらに広げるクリエイティブシンキングが重要です。
クリティカルシンキングは、例えば飲食店で下記の課題(事実)があったとします。
・赤ちゃん連れが多い
・トイレが混み合う
・他のお客さんがくつろげない
これらの解決方法として、例えば「オムツ変えシートを新設する」と決める収束思考です。
クリエイティブシンキングは収束ではなく、拡散の思考で、下記のように発見から広げていきます。
・オムツ変えシートには、オムツ用ゴミ箱にもセットする。
・半個室のソファ席でトイレに行かなくてもオムツを変えられる環境もあり得る
・既存のトイレと別にしなくても、赤ちゃん専用タイムを作り、そちらの時間に誘導し、一般のピーク時とずらせばいいのでは?
このように、オムツ変えシートを作るということに対して、アイデアを広げるクリエイティブシンキングが大事です。
課題から始まり、拡散→収束→拡散→収束し、
発見→定義→展開→実現していきましょう。
3.デザインシンキングの定義
人が何が好きか、何が嫌いか、何を求めて、何を除外したいのかを徹底的に理解しイノベーションにつながるコト。
世の中の不を見つけることから、始まります。不を解決するフレームワークは下記です。
共感→問題定義→発想→試作→検証
例えば、飲食店での赤ちゃん連れの不に対して
共感:赤ちゃん向けメニューがない。子どもが騒ぐのが怖くてなかなか外食できない。トイレにオムツを変えるスペースがあるかわからない。
問題定義:赤ちゃん向けにすると他のお客さんが離れてしまう。
発想:他のお客さんへ気を遣う必要がない環境を用意する。
試作:ランチピーク前後に、赤ちゃん連れ専用タイムを設ける。
検証:ランチ後は赤ちゃんの昼寝の時間と重なり、親がランチを楽しみやすいのか、その時間での来店が集中した。赤ちゃん向けの食事より、親ターゲットのメニュー開発に力を入れた方が良さそう。
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