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北海道レポートday4&5-神戸散々自慢編

ゲストハウスへ夕方向かっているところから続き。

17時30分ぐらいにゲストハウスコケコッコーに到着。
女性の方が運営されていると聞いていたが、美容師的風貌の男性(金髪ロングヘア)が受付して案内してくれた。

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地元の方も来ていたので、今日までの道程を話す。
ここで霧→ジリの話なども聞く。

印象的な話としては、やはり道路に出てくる鹿だろう。
鹿の1匹は引かないと阿寒町民として一人前として認められないという笑い話。
まあそれぐらい鹿がたくさんいる自然豊かなところなのだろう。
道路上の鹿の出没mapもあり、関西に住んでいるとイメージがわかない話が繰り広げられていた。

とりあえずバス停から1時間近く歩き、暑かったのでシャワーを浴び、リビングスペースに戻っていると、もうひとり今日宿泊する人に会う。

旭川が地元の女の子で、ひとりでここまで運転してきたらしい。
同じ道内といってもかなり遠いらしく、北海道の広さをうかがい知る。
釧路も旭川も有名だけど、やっぱり遠いのでそんなに行き来はないらしい。
関西でいうとどうだろう。神戸に住んでいると和歌山あたりは遠く感じるが。

おすすめの飲食店などを教えてもらう。とりあえずローカルスーパー好きとしてはスーパーを見てみたかったので行ってみた。納豆を買ってしまう。やっぱり納豆に関してはやや依存症なのかもしれない。前の青森旅でも最終日に納豆を買ってしまっていた。他には海藻とタコの和え物など。

買い物を終え、夕食に。行ってみると先ほどの女の子と会う。隣に座り、注文を考えているとゲストハウスのスタッフさんもやってくる。常連のお客さんも交えてみんなでわいわい話をする。
阿寒町はかなり狭い街らしく、そういった飲み屋で会う人々はいつもの顔ぶれのようだ。あまりその距離感で生活したことがないので、自分だとどうだろうかと想像する。神戸だと稲荷市場界隈で生活しているようなものか?

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アサリは身が大きく美味しかったのだが、しょうゆ味が強くしょっぱい!
あとはそばもたべた。とにかく安くてボリュームがある。

22時前にゲストハウスに戻ると、オーナーの方もいた。
デザイナーの方らしく、神戸に住んでいると話すと、マリンピア神戸のデザインの仕事をしているとのこと。今度行った際はぜひ、と塩屋をおすすめした。
元旅館を改装したゲストハウスで、とても雰囲気が良いし、デザイナーさんがやっている宿らしく、良いデザインのものや本がたくさん置いてある。

旭川のEちゃん、自分、オーナーとでしばらくしゃべっていたが、オーナーは帰るとのこと。ここからEちゃんと二人で色々と話す。
映画や音楽が好きらしくその方面の話や、旅の話などをしていた。こうやって振り返ると、自分は神戸の街が好きなんだなぁ、ということ。
須磨山上遊園や山と海が近いことなど、散々自慢していた。

話す中で、明日釧路湿原に連れて行ってくれ、しかも空港まで送ってくれるという。ありがたい・・・!唐津の鳩麦荘でも半端じゃないホスピタリティを受けたが、やっぱりゲストハウスって素敵なところだ。
なんというか、そういう申し出って受ける方も申し出る方も、普通の空間だとちょっと躊躇するけれど、旅の雰囲気かゲストハウスという場所の力なのか、自然に受け取ったり、申し出たりできる気がする。

2時前まで色々と話して就寝。

朝は5時ぐらいに目がさめる。幹線道路が近く、早朝からトラックが結構走り、音がうるさい。

朝ごはんは近くのごはんと喫茶イナッチへ。昨日酒場であった人がやっているお店。

車に乗り込み、釧路湿原の散歩コースを一緒に歩く。
すのこのような感じで歩けるようにしているが、湿気がすごいためか、木が縮んだりして変形が激しい。

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湿原はとにかく広い。この写真に写っている場所は入れないエリアだ。
アフリカのサバンナにこの景色を例える人がいたそうだが、なんとなくわかる気がする。

今回の旅ではレンタカーの予定がなかったので釧路湿原はあきらめていたが、こうやって実際見られてよかった。
ゲストハウスのかたによると、ここは湿地帯であるため、建築物も立てられず”使えない土地”みたいな扱いだったそうだ。ところが今やラムサール条約に登録されている重要な場所である。三内丸山遺跡も野球場を立てようとしていたけれども、あまりにも土器などが見つかるため、途中から遺跡として残す方向に舵を切ったという話を思い出した。
いつの時代もそうかもしれないが、特に戦後の成長期、開発に目が眩んで自然を破壊しまくっていた時代があったのだろう。

飛行場まで送ってもらい、あいさつ。
神戸に来たとき・旭川に行ったときはぜひまた会おう!と約束する。神戸を案内できる日が楽しみだ。

衣食住全て背負って旅をする。ほとんどの時間を自然に浸って過ごすことができて本当に良かったし、こういったスタイルの旅ができたことに充実感を感じている。早くも次にはどこに行こうかという妄想が膨らむ。



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