大峯奥駈道-みたらい渓谷 day1

先日、つっくんから”wagomuの店長と一緒にみたらい渓谷にいかないか”と誘われた。日程は、8/31の月曜日。翌日には作業場に伝え、休みを確保した。

なんとなくみたらい渓谷の場所を調べていると、近くに大峯奥駈道という、熊野古道のなかでも険しいことで有名なルートがあることがわかった。

土日休みやし、その2日で縦走して、みたらい渓谷で現地集合したらおもろいんちゃうかな、と思ったことがきっかけでこの旅を企画した。

day1は近鉄吉野駅から山上ヶ岳などを通って、小笹ノ宿避難小屋泊の予定。

三宮から普通電車に乗って、吉野へ。
ふと前の方を見ると、立っている人がどことなく以前の職場の上司に似ていた。
でも、大量の荷物がない(いつも持ち歩いていた印象)、スマホをいじってる(ガラケーだった気がする)、ハイカットの靴を履く(おじさんスニーカー履いているイメージ)だったので、他人の空似かなーとおもってた。
西宮駅で降りているのをみて、”Kさんやった!”と確信をもった。
まあ冷静に考えたら4年ぐらいやめてから経つし、スマフォなのも当然なのだろう。いまいち目が良くないのでこういう時なかなか声をかけにくい。だからといってそれとなく近くにいくのもなぁとおもってめんどくさがって避けてしまう。

しかし電車は寒い。スーツを着て乗るリーマンに合わせているのか知らないがとにかく寒い。こちとら半袖短パンだってのに。まあ日本社会はリーマン中心社会なのだろう。

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途中通過したムダ駅。うーむ。

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吉野駅に8:22着。歩き始めるもめちゃくちゃ暑い。トレイルまではまだだいぶあり、遮るものもないのでただひたすら耐えるかんじ。

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柿の葉寿司get。1日経った方がおいしくなるって、なんて旅向きな食品なんでしょ。

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吉野水分神社は渋めの佇まい。

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道はわかりやすく迷うこともなく進む。時折苔むした景色が印象的。しっかし暑いな、ほんと。滝のように汗をかき続けて進む。塩飴も持ってきてよかったまじで。

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字がわかりにくいですが、ここから女人禁制の大峯山寺エリアへ。
女人禁制がとかれたかのようにテレビで放送されていたが、それは誤りだという看板が印象的だった。

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顔っぽいな、とおもって撮影したが今改めて見ると全然そう見えない。

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岩場も時々。修験道っぽさが出てきた。

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大峰山寺手前。1700mぐらいだったか。

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がっつり雨が降ってきた。かなり暑くて身体中がヒートアップしていたのでありがたいとおもいつつ濡れたまま進む。荷物だけ濡らさぬよう。
しかし荷物の重さと暑さで本当に疲れてきていた。

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野生のイノシシが飛び出してきた!

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寺に着いたぐらいで雨が強くなってきたので雨宿り。10分ぐらいぼーっとしていると青空が見えた。

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あとは下り基調なので元気を取り戻す。

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17:30、小笹ノ宿に到着。ところどころ石垣があり、昔家があったのだろうということがわかる。岩場の雰囲気といい、なんかとても神秘的な雰囲気があった。修験者用の小屋みたいなのもあったなぁ。しかしすごいなぁ、こんなとこで住むって過酷すぎ。ほぼ平坦なとこないで、ほんまに。

避難小屋には今日泊まるつもりのおっちゃんがいた。水場を聞き、水を取りに行って戻ると、おっちゃんはテントを張るとのこと。そのほうが気を使わんやろ?といわれ、自分としては別に二人で寝てもよかったが、おっちゃんがそうしたいなら、と思ってじゃあそれでお願いしますということになった。

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夕焼けが綺麗。

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大量にラップサンドをべサン粉でつくってきていて、まだあまっていたので、というか途中食べつつ着ていてお腹がいっぱいだったので、それとスープを飲む。
今回はガスももってきていたが、ネイチャーストーブもあったので使ってみた。
小屋の中に乾いた枝があったので使わせてもらう。

おっちゃんはごはんは避難小屋で食べるということなので、いろいろと山の話をする。奈良に住んでいる方で、奈良の山にたくさん登っているそうだ。この先のトレイルの話なども聞く。あと、明日昼から雨が降るという貴重な情報ももらう。
疲れていたためか、19時過ぎにご飯を食べ終わるとすぐに寝た。

1日わりとずっと、こんなクソ暑いときに無理して登るもんじゃないよなぁ、、遊びでしんどい思いする必要あんのかなぁ、という思いばっかりだった。

まあなんというか、登りごたえはしっかりあって修行にはなるだろうけど、そこまで抜けの良い景色がなく、八甲田山や雌阿寒岳の絶景が懐かしい。

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