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「次、何読めばいいの」に答えます。(前編)

こんにちは、たわら(@kentaroutawara)です。

次に何読もうかな? 文庫本をパタンと閉めて宙を見上げる瞬間は人生におけるささやかな幸せです。

あなたはそんなときどうしますか?

本屋に行く、Amazonのオススメを閲覧する、新聞の書評を読んでみる、そのどれもが正解です。

ですが、僕のおすすめは「本読みネットワーク」にアクセスすることです。

本読みネットワークとは


本読みネットワーク、これほ僕の造語です。

どんな作品であれ「本読みネットワーク」に接続されています。

Amazonのようにボタン一つでアクセスできる無機質なネットワークではありません。

もちろん無機質なネットワークはそれはそれで生活を豊かにしますが、本読みネットワークはもうすこし熱を持っています。

本読みネットワークとは、その作品が属する星座のようなものです。

3つの本読みネットワークを活用しよう


面白かった本をバタンと閉じる。(ない人には見つける方法を別の記事にします)

ここが出発点です。そしてあなたは3つの方角に進むことができます。

この記事では、1つ目をご紹介します。

同じ著者の他の作品を読む、です。

作者本人が形成する「本読み」ネットワークといえます。

僥倖にも手にした本を読んで面白かったと感じたあなたは、漠然とあるいは「ここが」という面白かったポイントを言葉にすることができるはずです。

そこからもう一歩踏み込みましょう。作者が形成する本読みネットワークへと。

つまり著者の他の作品を読むということです。順序はタイトルが気になった順からで問題ありません。とにかく心が反応する本を手にとるのです。

そうして著者本人のネットワークに浸かり作品を読み続けると、物語の面白さや味わい深さ、だけでなく著者の世界に対するメッセージが分かります。

そして作者本人のネットワークのおいしいところは、もし作品を時系列に読めば、メッセージの変容を目にすることができることです。

作品のなかで、繰り返されるメッセージもあれば、変容して深化するメッセージもあります。その変化を味わうことはひとつの読書の喜びです。

規模が大きくなったり、切っ先が鋭くなっていることが感じられるようになります。

次の作品にはどんなメッセージを込めるのだろうかと、気づけばあなたは作者の熱心なファンとなっているかもしれません。

作者の燃え盛る太陽のような魂のすぐ側で形成されるネットワークは、「本読み水星ネットワーク」といえます。

本読み水星ネットワークを是非活用してみてください。

魂から離れた「本読み地球ネットワーク」と「時空を超える本読みネットワーク」については別の記事にまとめます。

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら


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