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マーケティングとは、市場を創ったり、売れる仕組みを作ったりすること【(株)マンハッタンコード主催 marketing study classの感想】

こんにちは、たわらです。

本記事は、マーケティングの勉強会に参加した感想を整理したものです。

イベント概要

主催は、スマホアプリ開発に特化した、株式会社マンハッタンコード(代表 @MHTcode_Alex)で、次の3つの企業の従業員を加えたクローズドな合同勉強会でした。

コミュニティ型学習環境の「TechCommit」の運営等をしている株式会社テクトレ(代表 @ino_dev)。自社サービスや教育事業を展開する株式会社Re:Build(代表 @kanbo0605)。RUNTEQ運営等をしている株式会社スタートアップテクノロジー(代表 @hisaju01)。

プログラミングサークルのRUNTEQの受講生も対象に加えてもらえたそうなので、参加することができました。ラッキー。

コンセプトは、マーケティングを知るためのはじめの一歩、みたいな設定でした。株式会社マンハッタンコードの代表 飯村さん、株式会社スタートアップテクノロジーの代表 菊本さんが、ざっくり1時間ずつ講義するかたちでした。18時はじまり。

マーケティングとは市場そのものを創ること

飯村さんの講義からはじまりました。気になったところだけ整理しておきます。振り返りなので、細部は曖昧ですが、、、

・マーケティングとは市場そのものを創ること。そのためには、人の集団の規模と役割を理解しておく必要がある。個人がいて、それが集まってチームになり、チームが集まって事業となって、事業が集まると会社になって、会社が集まると市場になる、とざっくり説明できる。

・マーケティングのアプローチとは、市場→会社→事業→チーム→個人のアプローチとなる。逆に個人から会社までを考えるのがキャリアのアプローチ。

・戦略がないとビジネスは継続できない。計画がないと、効果が測れなくて、振り返りができない。場当たり的な打ち手の連続に消耗してしまう。

・ゴールデン・サークルのお話。「why・how・whatの3つの円で構成されていて、物事の本質を説明する理論」のこと。why(わくわく)を起点としたモノ・サービスづくりでないと、人はお金を払わない。

・whatから作るとプロダクト・アウトになってしまい、whyから作るとマーケット・インになる。市場に受け入れられる。

・海外発の某有名SNSは、日本の広告事業を、利益が出たのにもかかわらず、半年で撤退。他の国のマーケティングスタンダードが通用しないから。消費行動が独特なのかもしれない。

感想

個人、チーム、事業、会社、市場の構造は、言われてみれば当たり前だけど、普段から社会をそのような骨組みで考えなかった。新鮮。漠然としたキャリアパスにおぼろげな道のりが見えた感がある。 

ゴールデン・サークルの話は興味深かった。提供する世界観への共感がないと消費者は商品に手を出さないということ。コミュニケーションの話だから、日常生活でも使えそう。

マーケティングとは、売り込み不要な、売れる仕組みをつくること

続いて、菊本さんのお話。

・マーケティングとは、売れる仕組みを作ること。ゴールは売り込みを不必要にしておくこと。

・サービスは立ち上げにお金、継続に顧客が必要なので、ビジネスとは財務とマーケティングといえる。

・顧客は製品を買うのではなく、製品のコンセプトを買う。

・原価から売価を決めては絶対にやめる。価値によって決めるべき。

・自分がお金を払うときに、何にどうしてお金を払っているのかを考える癖をつけること。

・オススメ書籍

感想

progateやキッコーマンなど、〇〇とえば〇〇の状態のこととしているのがすごい、と議論していた。売り込み不要な状態とは、顧客とのコミュニケーションが成功してブランド価値が高まった状態ではないか、と思った。

ビジネスはマーケと財務。マーケは勉強したことあるけど、財務はわからない。基礎の基礎でも学ぶ。

製品のコンセプトを買う、というのはゴールデン・サークルのwhyを起点にしないと売れない、に通ずる。

制作した商材の値付けに悩んでいた過去の自分に、原価から価格を決めるなと伝えたい、、、

最後に

マーケティングについての触り、というコンセプトでしたが、十分に面白かったです。

転職するってことは自分が商品になるので、企業に向けて、

Why: どういうわくわく・理念で働くのか
How: それを実現するにはどうやってやるのか(技術選定とか? だからここではRuby)
What: どんなことができるのか(ポートフォリオ、前職の経験)

などを、一気通貫に説明できるようにならないといけない、ということですね。

この4つの会社さんはどういう経緯なのかは知らないのですが、よく集まってエンジニア業界の現状やこれからについて議論して、行動しています。個人的には、そのような何かをはじめよう、仕掛けよう、としている人を近くで見られる機会があることは、学習の身としてはありがたい経験でした。参加してよかったです。

ちなみに僕のマーケティングのオススメ本は、時空を超えてドラッカーと孔子を対話させた、安冨歩の「ドラッカーと論語」です。マーケティングとは「外部とのコミュニケーション(=知己)」であり、そこから自らを改善するのが「イノベーション(=改善)」で、このフィードバック回路を適切に維持することが「マネジメント(=仁)」だと整理しています。

Special Thanks

もしこの記事を読んで、よくメモってたな、などと思ってくれた方がいるかもしれません。

すべてはRUNTEQ受講生の先輩の@aiandroxのメモのおかげです。

大感謝です。

読んでくださったくださった、ありがとうございます。

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