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ブランディングに失敗する会社の8の特徴(その4)

これまで沢山の会社のブランディングを行なってきて、「うまくいく会社」もあれば「うまくいかない会社」もありました。
(もちろん会社ごとに目指すゴールも違うので一概には言えませんが...)
でもそこから導き出せる"共通項"を8つの特徴としてまとめてみました。

▼ブランディングに失敗する会社の8の特徴
1)業績が悪い状態で取り組もうとする
2)現社長と後継ぎとの関係性が微妙
3)リーダーのリーダーシップが弱い
4)成果主義の報酬体系になっている
5)コストを全て自社で賄おうとする
6)目立つことを危惧し二の足を踏む
7)社内の反対勢力を抑え込めてない

そして8つめは、
"ブランディングの意味"を理解していない

では今回は、「成果主義の報酬体系になっている」を解説します。

評価体系にブランディングを組み込む

これまでに関わってきた会社の中で、「成果主義の報酬体系」になっていたところは割合としては多くはありませんがうまくいかない割合はダントツ

その理由は至極簡単。
「自分の評価に繋がらないことをやる意味がない」
…です。

成果主義というと、

一般的に「外資系生保のフルコミッション」や
「ノルマ制の営業会社」などが思い浮かびがちですが
これらは「自分の業務以外は一切関係ない」というスタンス。
(#ノルマ制は、業界によってはまだまだ多い)
人事考課で評価対象が既にガチガチに決まってる場合も
同様に「評価されない業務はやるだけ損」というスタンス。
(#プロジェクト前にしっかり組み込めるならOK)
複数の「飲食店」を経営している会社でも、
店舗ごとに独立採算制になっていると
「来月の売上に反映されないようなことはやらない」
(#短期的な販促はOK、中長期的なブランディングはNG)

上記のようなところでは、チームを組んでブランディングに取り組んで
いくことはなかなか難しいです。

逆に考えれば、

ブランディングに取り組む前にしっかり社内の評価体系を変えておけばこの問題はクリアです。
(#でもそこまで考えてる経営者はまずいない)

要するに、

ブランディングの成功確率を高めるには会社の中の「下準備」がまあまあ必要ということです。

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