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クリエイティブ入門を読んだ。

確かに、タイトル通りに入門書。

この種の本をある程度手にされている人には少し物足りないかもしれないが、「やはりそうだよね」と共感すること多く、非常に読みやすい。メディアバイイング/セールス領域から、クリエイティブに転身されたという特殊?な経歴をお持ちの著者。

ただ、最近では彼のような人材は多く見かけるし、営業職、事務職、専門職の境界線が極めて薄くなってきている気がする。また、売るだけ、書くだけ、作るだけでは通用しないということの証左だろうか。

言語化できない「好き」という感情が重要で、人々(生活者/消費者)の共感を生み出していくとあったが、それは構築された経験から無意識的にでも紡ぎ出された言語が存在するからであって、読者にそこ(言語の重要性)を端折って良いという印象を与えかねないか、勝手に気になった。

この手の解釈を著者のような実績を持っている人が公言してしまうと、ロジカルシンキングを放棄するクリエイターが後を絶たないからだ。何度かここでも言及したが、村上隆氏の理屈は本当に凄いから。

最も感銘を受けたのは、成果物は各人の脳味噌が処理していることだから、脳味噌に過度な負荷をかけるな、つまり「寝ろ」と言い切っているところ。

早く寝ましょう。

読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。