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今日は、娘の誕生日。

子どもと遊べる時間を、黄金の日々だと教えてくれた会社の先輩。なんと素敵な表現だろうか。大航海時代にアンデス奥地に存在すると実しやかに噂された伝説上の黄金郷、エルドラド。誰しもが憧れる文字通りに黄金色に光り輝く場所。今、確かに自分はそこにいることを実感する。

親はなくとも子は育つ。確かにその通りかもしれないが、自分は額面通りにそれを受け止めない。子どもが親を必要とすべき時期に、どれだけ多くの時間を寄り添えることができるのか。仕事に忙殺されるのは子どもが大きくなってからでも良いのではないか、そう考えるようにもなった。

怪我なく病気なく育ってくれている子どもを見て、本当に幸せだと思う。子どもの成長を目の当たりにして、いつも自分の親への感謝の気持ちが絶えない。怪我なく病気なく育った結果、今の自分がいる。

自分の存在は当然のことながらご先祖様が生き抜いてきた結果だが、曽祖父以上の過去については知る術がない。たとえば江戸時代まで遡れば丁髷のお侍さんか、商人か、はたまたお百姓さんなのか。そんな人達が確実に存在していたと考えると、ちょっとロマンティックな気分になる。

親の心、子知らず。それで十分だと思う。彼らが成人して所帯を持った時、我々夫婦の行いについて少しでも良かったと思ってくれるのなら、親としてそれ以上に幸せなことはない。お誕生日おめでとう。

読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。