目標達成の先に幸せはあるのか #422
おはようございます。
うっかり目覚ましをかけ忘れて、うっかり寝過ぎてしまった森下こと第5次成長期です。明日は雨でも走ってやる。
高い志を持つことはすごいいいことだけれども、それが自分自身にとってプレッシャーとか不安を抱えることになってしまう原因にもなります。
今回はそんな目標についての考え方の話です。
<高い目標は不安や憂鬱に取り憑かれる>
オリンピックに出るんだ!
将来、起業して成功してやる!!
金持ちになって大豪邸に住むんだ!!
大きな夢、目標を持つことはとても素晴らしいことです。
研究では大きな夢がある方が、目の前に困難がやってきたときに踏ん張れる
ということがわかっています。
夢は小さいより、大きい方が良いのです。(ただし短期の目標は違う)
ですが、ときにはその目標が高いが故に、不安が強くなったり、憂鬱になってしまうことがあります。
その理由としては、人間関係の欠如が理由とされています。
オリンピックを目指すのに一生懸命になりすぎて、家族との関係を希薄にしてしまう。
仕事に一生懸命になりすぎて家族との時間を後回しにしてしまった。
そんな仕事も順調で(そうに見えて)、素敵な伴侶を見つけて結婚しても、離婚してしまう人など多いと思います。
もちろん、家族間、夫婦間のコミュニケーションの問題だけではないと思いますし、前向きな離婚で良いリスタートとなる場合もありますが、
一見、仕事では順調そう幸せそうに見えて、プライベートではグズグズになてしまっている人が多いのではないでしょうか。
仕事で大成功しても、プライベートはグズグズで本当に幸せなのか。
オリンピックに出るために家族や周りとの関係を犠牲にして本当に幸せなのか。
そういったところで高い夢や目標に向かっている人は、人間関係の欠如から不安や憂鬱を抱えてしまうようです。
<最後に残るものは>
なぜ大きい夢や目標を追うと人間関係が疎かになってしまうのか。
大きな理由としては「コミュニケーションを取る余裕がない」からです。
仕事やトレーニングに追われて時間がなかったり、大きなプロジェクトを抱えていたり、大きな試合の前などでプレッシャーを感じていたりして余裕がなくなってしまいます。
自分のことで精一杯になってしまって、相手のことを考えられなくなる。
愛情や配慮、思いやりを持つことや、共感すること、そういったことをする余裕が人生になくなってしまうためです。
ジョブズがかつてこんなことを言っていました。
私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)一緒に持っていけるものではない。私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ
若くして成功して巨額の富を得たジョブズ。ですが死を目の前にして本当に大切なのは富ではなく愛だと悟った。という話です。
お金が全てだ!という意見もよくありますが、お金ではポジティブ感情は高まらないということも研究でわかっています。
確かに、生活する上で必要最低限のお金は必要ですが、それ以上は収入の大きさでポジティブ感情は変わらないのです。
大きな夢や目標を持つことは大事ですが、自分のことだけでいっぱいになるのではなく、メリハリをつけて大切な人とのコミュニケーションは忘れないようにしたいですね。
これまたジョブズが言うからまた説得力があります。
<利益優先か目的優先か>
目標を立てる際に何に対して目標を立てるのか2つのタイプに分かれます。
「利益志向タイプ」と「目的志向タイプ」です。
利益志向タイプは、金持ちになりたい、有名になりたい、○○をやりたいというような目標を立てるタイプです。
一方で目的志向タイプは、誰かの役に立ちたい、学んで成長したいというような目標を立てるタイプです。
利益志向タイプは、先ほど利益や自分のことで頭がいっぱいで、その目標を達成するために周りのことはお構いなしになりがちです。
なので、目標を達成するためのモチベーション、エネルギーは高いのですが、先ほどから書いている通り、目標を達成したとしても幸福は感じられず、逆に不幸になってしまう可能性があることがわかっています。
「いったい、おれは何のために仕事をしたいたんだ」みたいな感じになってしまうパターンです。とっても虚しいやつです。
目的志向のタイプは、自分の利益より、社会にとってどう役に立てるか、誰のために仕事をしていくのか、自分の成長にとって何が一番良いのか、ということを優先して考え行動していきます。
結果を求めると結果へ逃げていき、努力やプロセスを重視すると結果が出るというように、利益度外視で行動するところもありますが、それが巡り巡って自分のもとに利益として還ってきます。
目的志向のタイプはその利益を、自分が行動したことの副産物やボーナスとして捉えます。
もちろんボランティアだけでは生活できないので、最低限の報酬は必要ですが、それ以上の利益は求めていないのが特徴です。
利益よりやり甲斐や貢献感、自己成長と言ったところに価値を見出しているんですね。
何に対して目標を立てるかで、結果や幸福感は変わってきます。
利益は大切ですが、そこばかりになってしまうと例え、その目標を達成したとしてもその後には何も残っていなかった。ということになりかねないので気をつけないといけませんね。
<まとめ>
①金持ちになりたい!有名になりたい!大きな目標を掲げるのはいいけど結果志向のタイプは目標を達成しても幸せになれない
②お金ではポジティブ感情は高まらない
③自分の利益だけではなく、甲斐や貢献感、自己成長と言ったところに価値を見出していく
スポーツでも仕事でも根本のところ、「なぜそれをやっているのか」「それをすることで社会にどう貢献しているのか」を考えていくことが、結果としてモチベーションを高め、パフォーマンスを高めていくことに常がるのです!
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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