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ダイエットジムでマイナス10kgの闇

パーソナルトレーナーの大西健太です(@kenta_trainer
12年間でダイエット指導を中心に延べ1万回以上のセッション、300名近くのお客様のトレーニングを担当させて頂きました。専門学校の講師をしたり野球チームや部活動でジュニアのトレーニング指導にも携わっています。

先日こんなツイートをしました。
一気に脂肪落ちることなんてないよね。という話です。今回はここを軽く掘り下げていこうと思います。

長期的視点での健康

「ダイエット ジム」と検索すれば恐らくダイエットジムがずらりと出てくると思います。その中でプランを見てみるとやはり「糖質制限」の文字があります。最近は減ってきましたがまだまだ多いんですよね。

ハッキリ言うと私は”過度”な糖質制限を勧めるトレーナーは信用していませんし、お客様の将来だったり長期的な健康は無視しているとしか思えないのです。健康に携わる専門家として長期的な視点を忘れてはいけません。たとえお客様が短期的な変化を望んでいたとしてもです。

ちなみに私も「短期集中ダイエット」を指導することはあります。しかし、とにかく体重を落とすものではなく、あくまでもお客様の習慣を変えて頂くための期間として設定しています。

糖質制限の落とし穴

糖質制限のデメリットを挙げていきましょう。
基本的にメリットはないです。(笑)

  • 代謝低下

  • 食欲増進

  • 日中の眠気

  • リバウンド率が高い

ざっとこのような感じです。糖質とは車で言うと「ガソリン」に当たります。ガソリンがないと車は走りません。ということは糖質がないと人間の体も動きません。すなわち代謝が落ちるということです。脳に栄養もまわらないので思考力、集中力も低下します。

また、糖質を抜くということは飢餓状態に陥るわけですから脳は「異常事態」と判断します。制限中は確かに体重が落ちますが長くは続きません。「早く元に戻さねば!」と食欲を増しましにして結果的に過食を招きます。そして代謝低下した状態で以前より食べる。そしてリバウンドというのがあるあるです。結果にコミットした結果なぜか前より悪い状態になるわけですね。

リバウンドしたお客様を何名も担当させて頂きましたがほぼみなさん「糖質制限」をされていました。毎食「キャベツとささみ」みたいな食事を指導されていたらそうなるのも仕方ありません。

糖質制限で体重が激減するカラクリ

これは大幅な水分量の減少です。
糖質は水分とめっちゃ仲良しなんですよ。なので糖質を抜くと水分も抜けていきます。これが糖質制限で「体重」が減るカラクリです。サウナの後って汗をかいてる分体重減ってますよね?それって痩せてるの?ということです。マイナス10kgを達成したからといって脂肪が10kg落ちているわけではないのです。ダイエットで本当に落としたいのは体重ではなく、脂肪なはずです。

脂肪1kg燃焼するのに

約7,200kcalのエネルギー消費が必要になります。10kgの脂肪を落とそうとすると約72,000kcalのエネルギー消費が必要なんですよね。計算上は。

ちなみにざっくりですが1㎞ジョギングすると自分の体重分の消費カロリーになります。例えば、体重72kgの人が1㎞ジョギングすると約72kcalの消費ということです。脂肪10kg分、72,000kcal消費しようと思うと1,000km走らなければなりません。ちなみに大阪から青森まででちょうど1,000kmです。(笑)

※実際はこんなことにはなりません

1ヶ月で燃焼できるわけないのですよ。
というわけで長くなりそうなのでここまでにしますが短期間で体重を減らそうとする行為はよくありませんよということです。適切な期間をかけてゆっくり落としていきましょう。急がば回れです。

まとめ

そんな簡単に脂肪は落ちないよ

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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