笑いを科学する① 〜思い立った編〜
僕らの会社では、デザイナーのAI(人工知能)の開発をしている。
これからよりAIの精度が高まって適用範囲が広がっていくと、爆発的な生産性を実現してデザインの裾野が広がるのと共に人間がやらなきゃいけない仕事は減ってくるだろうと思う。冗談抜きで今よりも数百倍の生産性は当たり前に実現すると思う。
そう言ったある種の産業革命的な生産性の向上はここから10年くらいかけてあちこちで発生するだろう。主にホワイトカラーと呼ばれるデスクワーカーは如実にパラダイムシフトが起きる。
そうすると必然的に人間(特に今のデスクワーカー)は働く時間が少なくなっていく事が当たり前になってきて、(ここからは感覚でしかないが)10年もしたら1日4時間くらいしか働かないってのが当たり前という世界になるだろうなと本気で思っている。
そんな未来を予測していく中で、人間は今よりもっともっと暇になるだろうなと思うんだけど、消費すべきコンテンツの生産って追いつかなくなるんじゃないかなと予想してる。(ここで言うコンテンツというのは画像やテキストや動画であったり3DVRであったりARであったり。)
特に、コンテンツの中でも”笑う”ということに関して言うと、今って一品一様に一子相伝的に作られてると思うんだけど、ここをもう少し紐解いていくと大量生産できる可能性があるんじゃないかなと。それができればコンテンツの需給バランスも保ててみんなハッピーになれるかもなと。
そもそも、日々やってるけど、笑うってどういうメカニズムなんだっけ?ってのが分からないなと思った好奇心。そして今実際にやってるデザイナーの人工知能も、ある種一子相伝的な職人技をDeep Learningによって紐解いていくという手法やプロセスは共通項があるんじゃないかなと思ったのと。
その辺が交差して”笑い”を科学してみようと思い立ちました。
と言う訳で、次回以降では今のところ分かってきた笑いのメカニズムとこれからやってみたい事を書いていこうと思います。
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