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フルサイズをやめたら写真が上達した話

こんばんはken Tnahashiです。

写真を撮っていれば一度は欲しくなるフルサイズカメラ。

カメラをやっている人なら分かると思いますが、あの高価なカメラに憧れをいだく人は多いと思います。繊細な描写、とろけるようなボケ。

「いつかフルサイズ機を手に入れて憧れのフォトグラファーみたいな写真を撮りたい!」
「でもまずは技術を磨くために数年間は今のカメラで頑張ろう!」

と、カメラ初心者の頃に思ったのは懐かしい思い出です。気づいたら半年後にフルサイズミラーレスを購入していました(笑)

そんな私は過去に1度だけフルサイズ機を手放した経験があります。今日はその時のお話です。

フルサイズカメラを手放した期間中はAPS-Cセンサーのカメラを使っていました。自分で言うのもなんですが、フルサイズをやめた期間中に見違えるほど写真が上達したように感じました。今回はなぜフルサイズを手放したら写真が上達したのかを考察してみます。

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フルサイズカメラは大きさや重さがネック

私は元々α7IIにSIGMAやTamronの単焦点レンズをつけて写真を撮っていました。しかしカメラとレンズの大きさや重さに耐えられず、毎日気軽に持ち歩くことはできません。なのでこの頃は休日にしか撮影していませんでした。重いカメラを長時間首にぶら下げておくのが辛かったのでSONYからFUJIFILMに移行しました。

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毎日カメラを持ち歩くようになった

FUJIFILMに乗り換えてからはボディもレンズもとても軽くてコンパクトになったので、ほぼ毎日カメラを持ち歩くようになりました。自然とシャッターを切る回数も増えてカメラがより身近な存在になりました。

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たくさん撮ることで上達する

写真が上達した大きな要因として、毎日カメラを持ち歩くことで圧倒的な量を撮るようになったことがとても大きいです。おそらくフルサイズを使っていた頃の3〜4倍はシャッターを切っています。

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ボケに頼ることをやめた

FUJIFILMに移行してからは明るい単焦点レンズを使うのはやめてf2シリーズのコンパクトなレンズ2本とキットレンズだけで撮影を続けました。

α7IIを使っていた頃はとにかくボケが美しかったのでアホみたいに開放で撮っていたのですが、移行してからは基本的に絞って撮るスタイルに変えました。ボケに頼ることをやめると背景の整理やフレーミング、そして被写体選びに集中しやすくなるので写真の基礎力が上がります。何をどのように撮るかを徹底的に学べた気がします。

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根本的に写真とは何かを考える癖がついた

たくさん写真を撮るようになったことで、写真について考える時間が増えて、より深く写真と向き合いたいという欲が芽生えました。これはとても良い循環でした。

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1周回ってフルサイズが欲しくなった

ここまでくると逆にフルサイズが欲しくなってきました。今ならしっかりと使いこなせる気がします。初心者の方が最初からフルサイズにしてしまうのはそれはそれでありかもしれませんが、私の場合は機材に頼り切ってしまっていたため、根本的に写真とは何か?の部分を考えることができていませんでした。

システムを軽量化して日常の中で写真を撮る習慣をつけて写真の楽しさをより知れたからこそ、以前よりも写真と向き合うようになったんだと思います。

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最後に

今回は私の経験からフルサイズ機を手放した理由をお話ししました。ですがけしてフルサイズを批判しているわけでも、フルサイズを使っているからといって写真が上達できないというわけではありません。

大切なのはしっかりと写真について考えることができるような環境を作ることだと思います。その中に機材の選択も含まれると思いますし、それがフルサイズだろうとapscだろうとMFTだろうとなんでもよいです。私は当時それがたまたまapscセンサーのFUJIFILMのカメラでした。今はMFTメインで活動しています。

皆さんももう一度ご自身の機材について考え直してみてはいかがでしょうか。



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