見出し画像

期待をしなければ裏切られることもない


「もう!なんでこれができないのよ!」

ときどき、職場ないし連携を図る作業のときに聞く言葉の一つ

特に海外にいると日本人が現地の人に対して発してるのをみるのも少なくないと思います。

......


気がつけば、日本を離れて生活をすることもいつの間か当たり前になってきた今日この頃。
日本とは違い、文化や言語が違う国で生活する人の多くが備えているであろう「妥協する能力」について少し考えてみます。

[名](スル)対立した事柄について、双方が譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決すること。「妥協の余地がない」「安易に妥協する」「妥協案」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/妥協/

対立した事柄(価値観の違い)について双方が譲り合って一致点(双方が妥協できる内容)を見いだし、穏やかに解決すること。

ふむ。なるほど、、お互いが譲り合う必要はなくてもどちらかが折れることも場合によってはありますよねー。


「まあ、こんなもんなら(海外だし)許せるな」

「これが海外だから許されるよね〜」

こんな言葉を聞いたことある人は多いのではないでしょうか?
つまるところ、海外では日本に比べてサービス等の期待値(期待度)が低いから、同じサービスを受けても日本と海外ではうける印象が違うということですね。

はたしてそれが真実なのか、、、というところは置いといて

これを聞くとわたしはものすごくもやもやするんです。だってその言葉の裏には「日本のサービスは(値段に対してクオリティが)すごい」ってことの裏返しに聞こえるんですよ。
でもですよ、サービスって日本語では良く使いますけど、決して「タダ」って意味じゃないんですよ。
サービス業やってると思うんですけど、お手伝いしたこと全て、無償でやってるわけじゃないんですよ。人の思いやりに近い部分でやってるわけです。

だからこそ、声を大きくして言いたい。

無料でやってもらうサービスに期待をしないでほしい

みんな日本で育った人の多くは、そういう日本の過剰なサービスに慣れてるから、海外に行ったときに同じようなサービスが受けられないときに「期待を裏切られた」と感じて文句を言うんです。
キャビンアテンダントさんのサービスだとか、レストランスタッフのサービスだとかそういうのに対しても。

タダじゃないんです。サービスは。
それをもっと多くの人に分かってほしいと切に思います。

https://www.yutorism.jp/entry/Omatenashi


だってね。結局はサービス業ってやらなくてもいいことをやってるんですよ。
旅行代理店を例に挙げると、飛行機だって自分で予約すればいいし、ホテルも時間で予約すればいいことなんだけど、その手間を全部引き受けて仕事にしてるわけですよ。まぁ、実際にはもうちょい複雑なんでしょうけども。
そういう、「代わりにやってあげる」仕事である以上、「どこまでやるか」の線引きをしっかり引かないと、どこまでも求められてひたすらに仕事が増えるだけになると思うんです。

無形のサービスに絶対的な値段をつけるのは難しいことですが、だからこそ欧米では「チップ」という形で良いサービスに対して返してるんですよね。そういうチップのサービスがない日本の会社(や海外にある日系の会社)は大変です。

少し話が逸れてきたんですが、話を戻すと、そういうサービスが過剰に行われてる現状があるんです。顧客側は過剰にサービスを求めるようになり、その(良いサービスを無料で受けるのが当たり前という)感覚のままいると、いわゆるクレーム(不満)が多くなるんですよね。
それってある意味(いいサービスを)期待してるからであって、悲観的に表現すると、何も期待しないほうがある意味幸せというか、損しなくて済むと思うんです。ね。

タイトルにもあるんですが、期待しなければ裏切られることないわけです。

そんな、サービス業で働く人間の思いでした。まる。

読んでいただきありがとうございます😊
よければ『スキ』『シェア』していただくと嬉しいです!


ありがとうございます!!全額今後の活動に使わせていただきます!