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スタートアップの経営者

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日々チャレンジをしている経営者の方のnoteをまとめました!
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2022年6月の記事一覧

売上360億円の上場企業は、父が売った「1台の車」から始まった

私はいま、父が創業した会社の社長をやっています。 継ぐことになった「オークネット」という会社は、創業37年、売上360億円、グループ社員数850人の東証プライム上場企業。 社長就任を告げられたのは、私にとっては突然でした。 3年前、私が44歳のとき。「大事な話がある」と当時の社長に呼ばれました。 前の日に飲み過ぎていたので「ちょっと頭痛いな……」と思いながら「はい、なんでしょうか?」と聞くと、こう言われたのです。 「来年から会社を任せようと思う。外部の社長をとること

LayerXの第3の事業、Privacy Tech事業を始めます、という話

どうも。すべての経済活動を、デジタル化したい福島です。本日はLayerXの3番目の事業である「PrivacyTech事業」に関してです。 一昨日、本格始動とサービスの正式提供開始を発表しました。 複数のメディア様に取り上げていただいており、昨日の日経新聞朝刊でも、スタートアップ面のトップ記事として取り上げていただいております。 企業や産業をまたいだデータ共有をどうやるかもはや懐かしさすら感じる投稿ですが、今のLayerXの事業は、元々祖業であるブロックチェーンコンサルの

NOT A HOTELが「1日単位」で買えるようになります

NOT A HOTELをより買いやすくするには 最近僕が考えていることは、これです。 「NOT A HOTELをより買いやすくするにはどうすればいいか?」 買いやすくするために、NOT A HOTELには「シェア購入」という仕組みがあります。 1棟まるまる購入すると、何億円もかかる。これではハードルが高いので「30日分」から所有することができる、というものです。価格にして2580万〜6980万円。 ……ただ、これでも誰もが購入できるような水準ではありません。 僕たち

15年ぶりにYコンビネーターが採択した日本発のスタートアップ「テイラー」とは

月額有料マガジン「企業データが使えるノート」では、 「アナリストにSaaS企業分析・データ作成をアウトソースできる」 をコンセプトにSaaS企業に関するデータ・コンテンツを発信しています。 * 詳しくはコチラご覧ください ---- 今月、設立2年目のスタートアップ、テイラーは、米国の名門シードアクセレーターであるYコンビネーターの育成プログラムに採択されたことを公表し、国内スタートアップシーンで大きな話題を呼んだ。 グローバルスタートアップへの登竜門とも言うべきYコ

なぜテイラーはYCに参加するのか(あるいは2回目起業のスランプについて)

はじめまして。テイラー株式会社の代表の柴田陽です。 テイラーは、エンタープライズ向けに、テイラーメイドの基幹業務システムを10倍速で開発できる開発基盤「Tailor Platform」を開発しています。 この記事の読者の多くは、テイラーのYコンビネーター参加の記事がきっかけに本記事にたどり着いて頂いたと思いますので、今回はテイラーを立ち上げる過程のストーリーのうち、Yコンビネーター(YC)への応募に至る想いを中心に書いて行こうと思います。 どんな事業なのか、なぜ、この事