#0648 異年齢だからこその育ち
園庭で相撲をとる4歳児。
5歳児も3歳児も交じってきた。
5歳児との真剣勝負に敗れて悔しそうな4歳児Aくん。
次にAくんが対戦するのは3歳児Bちゃん。
はじめは『次は勝ちたい』と意気込んでいたAくんだが、組み合った瞬間、Bちゃんと自分のあまりの力の差に気がつく。
そして次の瞬間、A君は絶妙な力加減になり、
徐々にBちゃんに押されていき、押し出しをくらった。
『やったぁー!!』大喜びのBちゃん。
『あぁ、、、』
ほんまはちょっと勝ちたかったけど、、、
という表情のAくん。
『嬉しいなぁ!!』と喜び合うBちゃんと僕。
そこにきて、Aくんが僕の耳元にボソリと一言。
『おれな よわき やってんで』
自分より圧倒的に力の弱い相手に気がつき、“負け”を選択した彼はプライドと自己有用感が入り混じった絶妙な表情をしていた。
僕は『うんうん』とうなづき彼の頭をポンポン。
彼はまた次の対戦に戻っていった。
それでは今日も遊びあふれる一日を✨
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