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改めまして「ちば食べる通信」とは何か?

6月号で創刊8号目となり、
来週、とうもろこしの発送を行い、月末には7月号の発送と7月は2回の発送となります。

ちば食べる通信は、その名の通り、食べ物の情報誌で、特徴的なのは生産者にスポットを当てることです。初めて会う方に誌面を読んでいただいた時に「本当に全部きゅうりなんですね」とか「生産者のことをこんなに書いてくれるんですね」とよく言われます。

それでも、まだまだ足りていないと思ってまして、そこを補うためにではないのですが、体験の機会をつくることも加えました。

「知って食べるともっとおいしい」

ちょうど1年前に書いた記事と、ロゴマークを作る時に考えた言葉が知って食べるともっとおいしいという言葉でした。

最初の記事にも書いてますが、僕の両親は岩手県の出身。
父親が漁師、母親の家は農家をやっていました。
自然と知ることが多かった環境にいたんだと思います。
おいしいものを自然に食べることができる環境にいたんだなと思うとありがたい限りです。

食に興味を持ったのは、もしかするとこの「おいしい」という体験からかもしれません。

元々の素材のおいしさだったり、料理をすることによってのおいしさだったり、飲食店の運営に関わるようになってからは、雰囲気によってのおいしさだったりと、おいしいと感じる理由は様々です。

理由は様々ですが、「おいしい」と感じると幸せな気持ちになるのは共通しているかもしれません。

世の中には、おいしいものは沢山あり、本当に無数にあると思います。
そして、そのおいしさはレシピによってまた変化します。
レシピというのは、調理法のことですが、料理を作るだけでなく、誰と食べるかだったり、どんな場所で食べるかでも味は変わります。
そんな経験をしたことはあるのではないでしょうか?

いろんな調味料がある中で、僕がぜひ加えてほしいなと思うのが、「生産者を知ること」だったり、「食べ物のことを知ること」です。
どんな人が作っていて、どんなことを想っていて、どんな場所で、どんな歴史があるのかを知ると、その食べ物はまたおいしくなります。

生産者のことを知ることは、顔が見えるという点では、安心安全という面もあるでしょう。安心安全なことはとても大事なことです。それと同じくらいおいしいというのは大事なことなんじゃないかと。

5月号の奈良さんと話していて、なるほどと思ったのが、きゅうりを健康的においしく育てようとすると、農薬を使用することが減ってくるという話がありました。

きゅうりのサイズを測る

農薬=悪、みたいなイメージもあると思いますが、農薬はなぜ使うのかも考えてみるといいのではないかと思うのと、無農薬で栽培する時にはどんな苦労があるのか、そしてその手間ひまがかかった場合の労力を知った上で、価格が上がっても購入するのかどうか。

よく会う人はわかるかもしれませんが、僕の口癖で「いい悪いということではない・・・」という話をすることがあると思います。
判断は難しいけど、しなくてはいけない時に、今ある情報で判断するしかないと思うんです。だからこそ、生産者とつながることで、今まで知らなかった食べ物のこと(情報)を知ることで、判断基準がまた変わるはずだと思っていて、それが「食育」なんじゃないかと最近になって腑に落ちました。

話が飛び飛びになってすいません。
おいしいに、さらにおいしさを加えたい。それがちば食べる通信がやりたいことです。

毎月、県内のいろんな食材が届きます。何が来るかは、翌月のことしかわかりません。僕自身は東北食べる通信でそれが楽しかったと思ったのですが、もしかすると、というか、多分何が来るか分からないって不安だよなと思ったりもしました。

時には、苦手だと思う食材に月もあるかもしれません。でも、苦手な物ってあえて自分では買わないと思います。その機会にもう一度チャレンジしてみるチャンス(どうしてもダメな場合はスキップできます!)です。

食材というか、生産者を特集する理由は、ただ一つ「こだわり」です。
こだわった人が育てたものは、やっぱりおいしいんです。もしかするともっとおいしいものがあるかもしれません。そんな時は、ぜひ読者さんから生産者さんに教えてあげて欲しいんです。

今でこそ、生産者と食べる人が繋がり始めましたが、自分が育てたものがどう評価されているのかを知る機会はなかなかありません。

それが知れることは、実は生産者にとってはとても大きいことだと思います。批判をして欲しいわけではなく、同じ食材でもこういうおいしいのがあったよとか、食べてみてこういうところが美味しかったとか、もっとこうだったらいいなとか、そういう声が届き、また生産者の声も逆に伝えられるチャンスなので、ぜひつながって欲しいと思ってます。

現在、ちば食べる通信を購読いただいている方の6割は千葉県在住の方です。その方たちを地域別に見ていくと、千葉市から西側の方が多く、離れていくと少なくなります。

一つの声として、うちの周りにも沢山ある。とよく言われます。あえて、わざわざ買わなくても、近場にあるということなんですが、これはこれでいいことだと思っている反面。僕はそこにレベルアップできるチャンスがあると思っています。

うちの周りの食べ物は、他の地域と比べるとどうなんだろう?
もっとおいしくできるんじゃないか?そうやって県内を回る生産者が育てるものって、もっとおいしくなりそうに思いませんか?

生産者だけでなく、食べる側も、やっぱり色々と知ることがまた次につながるはずなのです。北海道や九州へ行こうというわけではなく、県内の近場からまずは移動して見てほしいんです。

移動してみてほしいですが、移動するのも大変なことも理解しているので、まずはうちができることとしては、県内にこんなこだわった生産者さんがいるんだよということを毎月お伝えする中で、何かを感じてもらい、行ってみたり、また買ってみたり、つながりを強くしてってほしいと思っています。

結果、それが千葉を盛り上げることにもつながると思うので、もっともっと多くの方に知ってもらえるように、読んでもらえるように、これからも頑張って伝え続けていかないと!と1年経って改めて思いました。

書きたいことが多くて、まとまっていませんが、ぜひちば食べる通信の仲間になっていただき、みんなで楽しい時間、おいしいもの、そして千葉を盛り上げていけるチームになれたら嬉しいなと思います!

ご参加お待ちしてます!

収穫体験6



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