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私が実際に取得した教科とは?【ニュージーランド高校留学】

はじめに

私の自己紹介については、こちらにまとめております。
簡単にまとめますと、中学校まで宮崎、その後1年鹿児島の高校に在籍し、高校2年からニュージーランドの高校に編入しました。

では、実際にどのような教科を取得していたか、ご紹介いたします。

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Year 12(高校2年生)

・ESOL:留学生専用の英語クラス

ESOLとは、主に留学生を対象とした英語のクラスです。
学校にもよりますが、レベルは人それぞれです。

私の場合、中学時代、英語はあまり得意ではありませんでした。
そのため、留学当初は全然ダメでした。
でも、他の留学生も同じレベルだったので、あまりそこは気になりませんでした。

授業内容は、先生から与えられたテーマについて、英語で書いてみたり、自分の出身地の紹介をしました。他にも、英語のゲームなど、先生も留学生の気持ちを理解しているので、とても楽しかったです。

・PSOL:留学生専用の体育クラス

PSOLは、ESOLの体育版です。

タイエリ高校には、温水プールや体育館、そしてとても広いグラウンドがありました。そのため、日本の高校では考えられないスポーツも体験できました。

例えば、グラウンドでゴルフをしたり、円盤投げややり投げなど、日本の高校では信じられないですよね。

ゴルフは、学校のグラウンドなのに、お構いなしに思いっきりスイングしても問題ない広さでした。
*もちろん、皆さん初心者なので

・Level 1:Japanese

日本語の先生が担任の先生であったため、日本人なのに日本語の授業を取っていました。
まだ英語が話せなかったためでもあるのですが...

日本語は、現地の生徒にとって、人気のある教科の1つです。
また、Level 1 では、2週間程の日本への留学もあります。
*2020年11月現在、コロナのため、中止していると思います。

私の場合、「学ぶ」というよりも「教える」方でした。しかし、限られた英語力で日本語を教えることはとても難しかったです。

例えば、

・私は日本人です。
・私が日本人です。

この違いを英語で説明するのは難しいですよね。
頭の中では分かっているのですが...

・Level 1:Mathematics

留学前から数学は得意だったため、取ってみました。

一応高校1年生レベルなのですが、日本の中学2~3年生レベルぐらいです。しかし、全て英語なので、何を聞かれているのか分からず、とても苦労しました。

そもそも、「1X1」も英語で言えませんでした。
*英語では、「one times one」です

ちなみに、ニュージーランドの学校では、電卓の使用が許可されています。
それも、結構レベルの高いものです!
これは、私が実際に使用していた電卓です。

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日本の入試でこれを持参したら、一発OUTですねw

余談ですが、なぜニュージーランドでは、この電卓が使用OKなのか考えてみました。
実際に社会に出て計算をする際、電卓を使用しないことがあるのでしょうか。私の考えでは、社会に出たときに、電卓の使用方法をマスターしていた方が良いということが、理由の一つだと思います。

・Level 1:History

こちらも数学と同じ理由で、歴史は好きでした。

しかし、日本史は好きだったのですが、授業の内容は、アメリカのキング牧師についてでした。
名前は知っていたのですが、詳しいことは知らなくて、何言っているか分かりませんでした。

授業では、グループで意見をまとめる機会が多かったのですが、積極的な発言はあまりできませんでした。

・Level 2: Tourism(観光学)

ニュージーランドは日本人にとっても、人気な観光地の1つです。
そのため、観光学は、現地の学生にとても人気です。

ダニーデンにあるオタゴ大学でも、観光学を学ぶことが出来ます。

授業内容は、消費税の計算の仕方や観光に関係する仕事など、観光に興味がある方にはピッタシです。

Year 12のまとめ

留学1年目は、こんな感じでゆるーくやっていました。
1年目の目標は、英語力向上と現地の生活に慣れることでした。
そのため、勉強でストレスを溜めないように、自分が好きな教科を中心に選びました。

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Year 13(高校3年生)

・Level 2:English

Year12のESOLとは違い、こちらは現地の学生が取っている英語の授業です。

日本の高校でいう「国語」です。日本の高校では、国語と言っても、漢文や古文、現代文と種類がありますが、ニュージーランドの高校では特にありません。もちろん、英語の歴史を学ぶことは可能ですが、それは大学からです。

授業は、道徳がちょっと混ざった感じでした。
一冊の本を読み、その感想をクラスで共有するって感じです。また、映画を観ることもあり、「The fault in our stars(きっと、星のせいじゃない。)」をクラス全員で観てました。
まあ、何言っているか分からず、それについての感想なんて全く書けませんでした。

別の本ですが、一度、ホストマザーに手伝ってもらい、一緒に本を読みました。そして、どう感じたかを先生に提出しました。すると、後日留学生オフィスに呼ばれ、英語の先生、留学生担当の先生と私3人で面談がありました。
案の定、英語の先生は、私が誰かにやってもらったと疑っていました。
そこで、ちゃんと本の流れとか説明して、納得してくれました。
それぐらい、当時は英語力はありませんでした。

後、順番が逆になってしまうのですが、英語の授業を取り始めたころです。
初めて作文を書く授業がありました。
テーマはちょっと忘れたのですが、日本語で書いてしまいました。私の中では、その後日本語に訳そうと考えていたのですが、見つかってしまって、軽く怒られました。

・Level 2 : Mathematics

Level1に引き続き、Level2も選択しました。
1年目のlevel 1に比べ、多少難しくはなりました。
微分積分に加え、統計学もありました。

微分積分はあまり苦労しなかったのですが、統計学は難しかったです。
やはり、数字だけでなく、文章も書かなけれならないので、そこで躓いていました。

・Level 2 : Chemistry

化学の授業では、発熱反応と吸熱反応について学びました。化学式や計算など暗記系が多かったイメージです。

また、化学なので、実験もあります。日本では、大体4人グループぐらいになると思いますが、このクラスでは、基本ソロワークです。
なので、現地の生徒よりも、明らかに遅れてちょっと恥ずかしかったですが、今思えば良い思い出です。

・Level 2 : Physics

物理の授業では、鏡の屈折や波動について学びました。基本的に、計算問題が多かったイメージです。
結構アクティブな先生で、授業中にペットボトルロケットをしたりして、楽しかったです。

物理なので、「なぜ」の部分があまり理解できず、全体的に苦戦しました。

最後の方には、惑星についても授業がありました。どのように惑星が形成され、消滅するのか一通り学びました。今はもう忘れてしまいましたが...。

・Level 3:History

Level 1の先生が、Level 2ではなくLevel 3を教えるということだったので、Level 3を取りました。多分、現地の高校生の中でも、難しい教科の一つです。
先生も、「これは難しいからやめた方がいい」と言われましたが、お気に入りの先生だったので選択しました。

授業の内容としては、ニュージーランドの歴史についてです。ニュージーランドの歴史は、比較的新しく、1600年代に探検家により発見されました。日本では、江戸時代ぐらいです。

Level3の授業では、その中でも特に重要なイベントのワイタンギ条約についてでした。
ワイタンギ条約とは、イギリスと先住民マオリの間で結ばれた条約のことです。
条約の内容は、イギリスがNZを主権を握る、そして、土地の所有権もイギリスが保有するというものでした。
現在でも、翻訳の問題などで、まだもめているのですが...。

まあ、これは難しかったです。テストが長い作文であったため、何度も先生に添削してもらって、大変でした。ニュージーランドの歴史に関しては、無知同然であったため、現地の学生にはついていけませんでした。

・Level 3:Sports leadership

こちらは、体育に保健がついた教科です。もちろん、体育だけの授業もあります。授業では、スカッシュや水泳、ネットボールどありました。

また、First aidについても学びました。人口呼吸や心臓マッサージ、包帯の巻き方など、とてもためになる授業でした。おすすめです。

この教科で一番印象に残っているのが、トランピングです。
日本でいうトレッキングです。

2泊3日だったのですが、何もかもが初めてで、とてもきつかったです。
食事もテントもすべて自分たちで持参し、シャワーもトイレもありませんでした。

また、現地の学生はラグビーで鍛えられていたので、体力もあり、全然ついていけませんでした。
2日目ぐらいには、友達にバックパックを持ってもらい、ついていくので精一杯でした。

途中で崖から落ちそうになり、まじで死ぬかと思いました。LOL

まあでも、最終的には全員でゴールして、楽しかったです。

Year 13のまとめ

Year 13では、計6教科を選択しました。

Year12では、英語力向上と現地の生活に慣れることが目標でしたが、Year13では大学進学が目標でした。そのため、そちらを意識した教科選択です。1年目に比べたら、断然忙しかったです。

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さいごに

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
ニュージーランドの高校では、自分が好きな教科を選択できます。そのため、他人と比べることなく、自分が好きな教科・得意な教科中心に学べます。個性を伸ばすために最適な環境です!

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