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総合型地域スポーツクラブにおける『意味化』のやり方

 総合型地域スポーツクラブ マネジャーの上杉健太(@kenta_u2)です。今日は、少し前からどうやらビジネス本などで流行っている『意味化』について考えてみたいと思います。どんな結論が出るか未知なまま書きます。結論なんて出ない可能性もあります。一緒に学ぶスタンスで読んでください(笑)

意味化とは

選択的に知覚した刺激を、意味あるものとして解釈する心の傾向を「知覚の意味化」という。
〜『消費者心理のわかる本 マーケティングの成功原則55』(梅澤伸嘉)より〜

 例えば目の前に三角形があるとします。

無題のプレゼンテーション (6)

これはこのままだとただの三角形でしかなく、記号です。
ところが、こうすると・・・

無題のプレゼンテーション (7)

『おにぎり』ですよね。
”三角形に黒い四角形が重なった図形”ではなく、『おにぎり』と認識しますよね。
これが要するに『意味化』ということなのかなと思います。ただの三角形に、『おにぎり』という意味がついた。
三角形のままでは何も生まれませんでしたが、『おにぎり』という意味に変わると、「食べたい」とか「ご飯が変な色してるな」とか、感情みたいなものも生まれてきそうですよね。

 『意味化』にはどうやらたくさんのメリットがあるようなんですね。

①「意味化」された刺激は、知覚の「選択性」を高めやすい
②「意味化」された刺激は、記銘されやすい
③「意味化」されにくい刺激は、知覚の「選択性」を低下させるのみならず、誤解や誤認を与えやすい
④刺激があいまいであればあるほど知覚の「意味化」は個人によってさまざまに行われる。
〜『消費者心理のわかる本 マーケティングの成功原則55』(梅澤伸嘉)より〜

結構難しいですが、何となくは分かりますよね。

・ただの三角形よりも、『おにぎり』や『山』の方が目がいきやすく覚えられやすい
・三角形のままだと、見る人次第では『山』に見えるし、人によっては『とんがりコーン』に見えてしまう

 今日は、これらを参考に、総合型地域スポーツクラブにおける『意味化』を考えていこうと思います。

総合型地域スポーツクラブにおける意味化の例

 総合型地域スポーツクラブにおける『意味』を分かりやすく解釈すると、『志向』『目的』のことかなと思います。何の為にスポーツをやるのか、に対する答えですね。
 総合型地域スポーツクラブにおける主な志向は、

・エンジョイ志向
・競技志向
・健康志向
・コミュニティ志向

かなと思います。例えばテニスという種目をやるにしても、どの志向を張り付けるかで意味がまったく変わってきます。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5