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【エホバ】エリート2世に生じた異変

↓10代までをエホバの証人にささげたケンタくんがどん底に落ちるお話↓

おとといだったですかね?

朝、仕事に向かう途中、気温が-0.6℃ってなってました。


いや氷点下やないかい!


まだまだ日も短いし、朝は寒いし。

日を浴びれないとシュンてなりがちなので、
前前前世あたりは、お上品なご婦人が窓際で育てる観葉植物とかだったんじゃないかと思います。

冬は冬で好きなんですけどね。

風が強いのだけはちょっと勘弁してほしい。




さて前回↓ の続き。


【一覧】エホバ2世が体験した“異変”

ケンタくんの経験した冬の時代というワケです。

最終学歴:高卒。
職業:アルバイト。
月70時間の布教活動と、約20時間の集会。

高校在学中~20歳前後。

こころもからだも大人になっていく過程で、
特殊すぎる生き方、やっぱりいろんな所に異変を生じさせ始めました。

高校2年~社会人1年目くらいまで続けていた日記アプリのデータがあったので、
それをもとに少しだけ振り返ってみることにします。


1 気がつけば、仲のいい友達がいない

20歳くらいの頃、なんでも話せる友だちがいないことに気づきました。

引っ越しを経験したり、もともと中学生くらいまで友だちを作るのが苦手だったり。

それも原因ではあるとは思いますが。

エホバの証人公式サイト - 子ども向け教材「どんな人と友だちになるといい?」より

「友だちはエホバの証人の会衆のなかだけで作りなさい」

「世の子(エホバの証人ではない子)と一緒にいると影響を受けるから、学校以外でしょっちゅう遊ぶのはダメ」

教団組織も、親も、こういった考えがスタンダード。

学校にいる間はだれかと話すことがあっても、

卒業してしまうと、

自分から関係をつくる方法、維持する方法がわからない。

  • 自分から関係を作る方法、維持する方法がわからない。

  • どうやったら人と仲良くなれるのかがわからない。

  • そもそも普段会う会衆の人たちは、親くらい年の離れた人ばかり。

しかもケンタ少年の心は若干ひねくれている。

そりゃ友だちできねえわ!!!!!

まず会衆の外でつながりをつくろうという発想が引っこ抜かれているので、
友だちなんていても減っていくし、まして新しくなんてできるはずがありません。

日記を見返しても、休みの日はほぼ奉仕に出ていました。

うっ、頭が…


2 没頭できることがなく、やりたいことがわからない

やりたいこと??? はて…となりました。

「開拓奉仕です」とか「海外で奉仕したいです」とか、
雰囲気で言ってました。

エホバの証人の価値観としては、
「自分がやりたいことよりも、エホバが望まれる生き方」です。

ありのまま、とか、生きたいように生きる、は禁句です。


ただ正直ここは自分の努力不足も大きく、

制限がたくさんあったのは事実だったとしても、
自分の適性や好みの把握、情報収集、
こまかいステップに分けて計画を立てることなど、

できることすらやれていなかったな、と。


どういうふうに生きていきたいかは一朝一夕で見つかるものではなく、

エホバを抜け出して3年くらいたちますが、

言語化できるようになるまで、めちゃ苦労しました。


3 とにかく自分に自信がなく、まわりと比べてしまう

自信って、小さい成功体験の数ですよね。

あれだけ練習したから、本番や試合では出し切れるはず、とか。
これだけ修羅場を経験してきたから、人生で何があっても大丈夫、とか。


では、部活の試合、習い事、受験、就活…

これらに本気になったことがないケンタはどうなったか。


メンタルがへにょへにょになりました。


結果はどうあれ、真剣にがんばった経験が少なすぎる。

いつも出力60%くらいで、“こなす”ことばかり覚えた。

そりゃあ自信もつきません。

そして自信がないから、人と比べようとする。

すると自分が常に監視されているような気がする。

負のループですね。


4 小さなウソをつく癖が抜けない

自分を取り繕って、外ヅラだけよく見せようとするようになりました。

一種の防衛機制でしょうか。

それでまわりが良く言ってくれたらラクですしね。


ただし、

人と腹を割って話せない。

本当の自分ではないので結構な孤独感。

同じように、本音を話さない人たちがまわりに集まる。


これも一種の副作用でしょうか。


2024目標:小さなウソをやめる

自分のパーソナルな部分の問題も少なからずあると思うので、

この2年間くらい、めちゃくちゃ意識したことでもあります。

そして、今年2024年の目標の一つが、

“小さなウソをやめる”


したいことはしたい。好きなものは好き。嫌なものは嫌。

やってしまったことは、ごまかさずに「ごめんなさい」。

素直でさわやかで、正直なオトナになりたいですね。


今回はこのへんで。

次のnoteでもお会いしましょう。
それではまた。

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