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【#6読書感想文】「静かな人」の戦略書

こんにちは。KENTAです。

本日は、ジル・チャン著書の「「静かな人」の戦略書」の感想を書いていきたいと思います!

この本は、内向型の人ならば思わず叫んでしまうほど共感できる本ですので、是非読んでみてください!

読書前予想文

1. 「核心」の能力を集中的に磨き上げる(chapter3)

ここでは、内向型と外向型の脳の使い方の違いや、死ぬこと以外の苦労の必要性について書かれていました。


内向型の人は、外向型の人と違って、人と話すときは長期記憶をよく使うのだそう。

だからこそ、答えるのに時間がかかってしまう。

著者もそこに苦労していたのだそう。

だから、挨拶の返答を3つくらい用意しておいて練習したり、1対1で会話する頻度を増やしたりしたのだそう。

だからこそ、外向型の人より何倍も苦労したでしょうし、心が苦しくなることも多かったのだそう。

そんな、死ぬこと以外の苦労を「会話」という核心の能力につぎ込み、磨き上げた。

そのことによって、ちゃんと見ていた人たちは褒め称えてくれるし、結果もついてきたのだそう。


2. 自分を「現実的に」見つめ、受け入れる(chapter5)

ここでは、「内向型」というのは自分の特徴の1つでしかないことに気が付かせてくれた。


「自分にあった職業」や「コミュニケーションをあまり取らなくて済む職業」を探す人が内向型には多い。

けれども、自分に合った職業かどうかはやってみないと分からないし、コミュニケーションを取らなくて済む職業なんてない。

けれども、「内向型」や「外向型」は自分の特徴の1つでしかないし、他の人より得意なことや、今自分がやってみたいこともある。

ならば、心からやりたいと思った職業に飛び込んで、死ぬこと以外の苦労を経験して、自分の個性を活かしながら働いていくしかない。

適職を探すより、就いた職業に自分を合わせに行くことが重要。


3. ストレスフリーで「新しい環境」になじむ(chapter6)

ここでは、「新しい環境」になじむコツについて学べました。


内向型の人にとって「新しい環境」は地獄に等しい。

ストレスで腹に穴が開きそうになる。

けれども、コツが分かれば安心して「新しい環境」に行くことができる。

まずは1人を仲間にすることや、なるべく1対1で話すようにすること、少しの質問でも質問内容を明確にした上で聞くようにすることなどがある。

また、内向型のメリットである「傾聴」を活かすことにより、より馴染むことができる。

もちろん、明確な結果を出すことや、誘いになるべく行くようにすることのような、当たり前のことも必要になる。


わざわざ外向型のフィールドで戦う必要はない。

内向型のフィールド戦に持ち込んで、有利な条件で戦う方がいい。


4. 「交渉」を成功させるカギは聞く力(chapter11)

ここでは、「傾聴」を鍛え上げることの大切さや、内向型の人にとって「傾聴」は得意分野であることが分かりました。


交渉事においては、「顧客を徹底的にリサーチすること、顧客のニーズに耳を傾けること、顧客のニーズに応えること」が重要になる。

この3つは内向型にとっては得意技。

内向型の人の人間関係は、深く狭くが多く、交渉事においてはそれが有利に働くことが多い。

傾聴をして、頭の中で考えてから話すからこそ、顧客の真のニーズに気づくことができる。

傾聴を鍛え上げることによって、人間関係においてや、交渉事において成果を出すことができるようになる。

5. そもそも、本当に行く必要があるのか?(chapter15)

ここでは、自分の時間を無駄にしない方法に気づき、学ぶことができました。


そのイベントに参加する理由はなんだろうか?

そのイベントに参加する人はどんな人だろうか?

そのイベントに参加する人で、知り合いにどんな人がいるだろうか?


こんなことを考えることによって、イベントに参加することの意義を確認できる。

そして、参加を決めたならば「さあ、行くぞ!」みたいな感じで前向きに考える。

そこに、無理のない範囲の目標を立てて、達成できたなら最高!

「1人だけでも知り合いになる」みたいな。


読書前予想文では、山本あこさん著書の「また会いたくなる人」に書かれていたこととずれているなー、みたいなことを書きました。

この違いは「職業」によるものと「外向型」によるものの2つの要因があるのではないかと僕は考えます。

山本あこさんは、職業がキャバクラ嬢であり、職業年齢関係なく、不特定多数の人と仲良くなることが売上に関わります。

また、山本あこさんは外向型なのではないかなと思います。

だって、キャバクラ嬢だし。

本の文章からも、そんな気配感じなかったし。

こういうことが重なって、「短い時間でも顔を出す」というアドバイスになったのかなと思います。


仕事に関わることであるならば、ジル・チャンさんのアドバイスが効くのではないかと思います。

とはいえ、友達にも同じことをやっていては仲良くなれないので、山本あこさんのアドバイスが効くのではないかと考えます。

6. 人前で話す極意(chapter18)

ここでは、「落ち着け扁桃体!頑張れ前頭葉!」ということが分かりました。


スピーチのような、人前で話すことにおいては「努力の9割はステージの外で行うこと」や「準備において熱意を込めること」が重要になる。

準備段階で完璧にしたならば、ほとんど完璧だし、それが自信や熱意につながる。

また、自分の性格に合わないことをするとスベるので、「自分のスタイルを確率させること」が重要になる。

緊張したときは、ルーティンをすることや、体の構造上仕方がないことを理解することが重要になる。

7. 「謙虚さ」こそが成功をもたらす(chapter21)

ここでは、いわゆる「スター」にならずとも、謙虚である人が成功する機会があることや、謙虚な人がどれだけ大事な人なのかについて気づかされた。

アダム・グラントが挙げる「謙虚な人」の特徴は

  1. 自分の弱点や自分に欠けているものを知っている

  2. 私益より公益を優先している

  3. 常に学習と練習を怠らない

としている。

こういった謙虚な人がいるだけで、チームの雰囲気や行動が良い方向に変わる。

謙虚な人がチームに必要不可欠な存在になりつつある。

8. 「静かな羊」がライオンを導く(chapter26)

ここでは、内向型の人でも勝ち進む道はあるのだということを知りました。


賢明な内向型の人は

  1. 物事を深く考えるための時間を惜しまない

  2. 文献に慎重に目を通す

  3. 期待を超える頑張りで問題を解決できる

という長所に気づくことができる。

傾聴により、相手の真のニーズに気が付けるし、深く戦略的に考えることが得意である。

謙虚であるならば、更に最高だ。

そうしているならば、いつの日にか「静かな羊」であった自分が「獰猛なライオン」を引き連れて進んでいるかもしれない。

それは、「獰猛なライオン」が「静かな羊」を率いているより遥かにすごいことだ。

内向型でいい。内向型なりの生き方を模索しましょう。

読書感想文

思ったより、長い…

たぶん、ここまで読み進めている人は中々いないんじゃないかなぁ(笑)

それこそ、内向型の人くらいだと思う。

そんな人には、この本を是非とも読んでほしいなと心から思う。

ものすごく共感できます。

しかも、戦略書なので、役立つ情報が盛りだくさんです。

必ずあなたに合った、役に立つ情報が手に入るはず。

僕は、この本を読んで、役に立つ情報を手に入れただけでなく、生き方についても学びました。

「このままでもいいんだ」ということに気づきました。

「そういえば、内向型って個性の一つだな」と気づくこともできました。

ジル・チャンさんの心優しい雰囲気が、そのまま文章に乗って伝わってくる良書です。

とりあえず、僕は「傾聴」と「謙虚」であることを今一度見直そうと思います。


ありがとうございました!

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