『只見線=プロレス?!』立ち上がれ!秘境ローカル線!

新潟県魚沼市の「小出駅」と福島県「会津若松駅」を結ぶ「只見線」

日本有数の豪雪地帯を走り、2メートルを超える積雪になる年も珍しく無い。

冬だけではなく、春は残雪と新緑の山々、夏は青々とした山々、秋は真っ赤に紅葉した山々と、四季折々、違った風景が楽しめる。

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過去には‥

○「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」 1位 (2008年 日経プラスワン何でもランキング)

○「好きなJRローカル線ランキング」  1位 (2016年 鉄道×旅と鉄道共同企画)

○「雪景色のきれいなローカル線」     3位 (2003年 日経プラスワン何でもランキング)

など、多くのランキングに選出された。

鉄道ファンやカメラマンも絶賛する景観が楽しめ、全国各地から多くの観光客が訪れ、多くの方に愛されるローカル線だ。

そんな只見線だが、2011年7月の福島・新潟豪雨で橋桁が流されるなど、大きな被害を受け、現在も福島県側の「会津川口〜只見間」で運転を見合わせ、バス代行輸送が行われている。

先日、10月3日(土) 只見線を走行する貸し切り列車内で「プロレス」の試合が行われたのだ。

「列車内でプロレス??」と思う方も、たくさんいるだろう。

只見線は今まで、自然災害や豪雪により、橋桁の流失などの災難に何度も何度も見舞われた。

その状況が「倒れても倒れても立ち上がるプロレスラー」と連想し、諦めずに立ち上がる姿が「只見線=プロレス」と重なり、イベントが計画され、今年で4回目の開催である。

乗客は約40人程度。
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、検温やマスク着用などの対策も講じられた。

非電化区間を走行する「GV-E400系」2両編成の車内。

新潟プロレス所属の選手が、揺れる車内をリングに変え、座席を使ったプロレス技など列車内特有の技を披露し、乱闘を起こした。

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(信越線・磐越西線を走るGVーE400系)

只見線の新潟県側「小出ー大白川間」は1日4往復しか走らない、秘境路線。

主に魚沼市周辺などに通学する学生、休日は遠方からの観光客等が利用する、沿線地域に無くてはならない鉄道路線である。

実は秘境路線でありながら、上越線が接続する「小出駅」から、1駅乗り継げば、新幹線停車駅「浦佐駅」であり、実は秘境路線ながら首都圏からも来やすいのだ。

また、時折、信越線・上越線を経由して、新潟駅から臨時直通列車が走る。

その秘境路線「只見線」だが、全線復旧は2022年(令和4年)の見込みであると発表され、全線開通が待ち遠しい。

全線開通後は、沿線地域の公共交通輸送はもちろん、新潟県と福島県を結ぶ架け橋として、活躍してくれる事だろう。

今後、只見線の様なローカル線を‥

「どの様に活かす」
「どの様に維持する」
「災害に対して、どの様な対策を行なう」

これが、全国のローカル線の課題となる事は間違い無いだろう。

今回の「列車内プロレス」の様な、観光目的だけではなく、特徴的のイベント列車が必要不可欠であり、成功事例として先駆けになって欲しい。

「地域の宝であるローカル線を観光目的だけではなく、最大限に活用して地域活性化に結びつける」

これこそ、今後のローカル線の維持には重要なのだろう。

「立ち上がれ!秘境ローカル線!〜只見線〜」として、只見線沿線の魅力が全国、世界に広がって欲しい。



私事だが、個人事業主として、新潟県で観光・旅行業界へ参入を目指している。

現在、《新潟発!地元密着型! 元駅員 鉄道&観光フリーランス》の肩書き。

今後、少しでも、新潟県の観光事業活性化・移住促進に繋がる事があれば、応援したい。

【個人事業主 GATA TETSU】  Twitter←フォローお待ちしてます 

●事業理念「移住者目線+業界経験=活かし地域貢献」
     「鉄道・観光を通じて、新潟の魅力発信&地域活性化」

●事業目標「WEB+旅行・観光=地域貢献」

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