【ポカラ→スノウリ→ゴーラクプル】ついにインド入国！
ポカラの朝はいつだって快晴で、バス乗り場の向こうにもヒマラヤがよく見えた。
指定されたバスは、Swift Holidaysとは異なるいかにもなローカルバス。聞いていた通り、ほぼネパーリーで席が埋まっていた。
朝8時半出発。カトマンズから来た時ほどの悪路ではないにせよ、ひたすらクネクネとした山道を走る。窓側の席だったので、ずっと心を空っぽにして流れる景色を見ていた。これで山も見納めか。
途中謎のアクシデント（？）で1時間近くストップし足止めを食らったりするも、16時20分頃バイラワに到着。乗り換えのため、ここでバスを降りる。
バイラワのバス停を出ると、ちょうどスノウリに向かうミニバスみたいなのが通ったので乗せてもらう。運賃たったの20ルピー。
10分くらいで国境の街スノウリへ。
この旅のマイルールとして、ネパール入国からインド出国まではすべて陸路移動と決めている。
まだ先は長いが、とりあえずここまで計画通り来れただけでも感慨深い。
しかし、勇み足でゲートを潜ろうとすると、パスポートを一瞥され、まずあっち（指を差す）へ行けと文字通り門前払いを食らってしまう。
すぐ近くの簡易テントみたいなところが、インドのイミグレーションのようだった※。そこでもパスポートを見せると、女性職員からあなたまだ出国してないわね、と。
考えてみれば当たり前で、インド側のイミグレでは入国処理しか行うことはできず、先にネパール側で出国の手筈を踏まないといけないらしい。
で、ネパールのイミグレを探すのだが、これにまさかの大苦戦。
Googleマップでヒットしたところにも見当たらない。周りの人に聞きまくって、ゲートとは真逆の方面へ大通りを300mほど歩いたところにようやく見つかった。
ものの5分くらいで出国スタンプGET！
再びインドのイミグレに引き返し、先ほどの職員にドヤ顔で叩きつける。
ネパールで滞在していた街とこの後向かう街など聞かれた後、行っていいわよ（無表情）とようやくパス。
この辺の記録は全部ノートに手書きというアナログなものだったし、入国スタンプみたいなのもなかった。え？そんなんでいいの？とも思ったが、なんとか無事ゲート通過である。
頭の中でジミーペイジのリフが鳴り響き、ロバートプラントがシャウトする。
アアアァ〜〜アァッッ！！！！！！
ついに！！！インド入国です！！！！
ゲートを潜った途端、ゴーラクプル？ゴーラクプル？とタクシーの客引きがまとわりついてきて、インドに来たことを実感する。
Googleマップを頼りにバス停を探し、ゴーラクプル行きのバスに乗り込んだ。時刻はもう18時だ。
バスに揺られること3時間、ゴーラクプルに到着。この街は鉄道交通の要となっており、スノウリからの入国者の玄関口になっている。
噂には聞いていたが、ゴーラクプルの駅は列車を待つ人や逃した人ですっかり死屍累々の有様。
移動ばかりでヘトヘトな1日だったが、これからまだ「列車のチケットを買う」という重要タスクに向き合わないといけない。
とはいえ、すでに本丸には突入した。鬼が出るか蛇が出るか。眠い眼をこすってカウンターに向かう。
※追記
後に判明するのだが、これは大きな勘違いで、実際のイミグレーションはゲートの800m先にある。ここをスキップすると大変面倒なことになるので気をつけて。
〜旅のBGM〜
Led Zeppelin／Immigrant Song
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？