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結婚を真剣に考えたお陰

オッス!ワシ「健斗」っちゅんだけど...。




今回は、結婚を真剣に考えたお陰で気が付けたことを話す。




22歳から2個上の彼女と、2年と半年お付き合いした時の話。




3回目のデート後に告白、割とスピーディーに半同棲。




結婚のこともよく話してた。




子供ができたらこんな名前どうだろ?...。




住むとしたらこんなところかな...。




新婚旅行はここにする?...。




みたいな感じ。




付き合い初めの頃から会話も楽しかったし、一緒にいて苦じゃないし、何より建設的な会話ができるところが嬉しかった。




そんな結婚相手として魅力的な彼女に対して、なんで別れを切り出すことになったのか。




当時の状況だったり、複雑な想いを基に話していく。

両親への葛藤

3歳の頃から父さんと母さんに対する、やり場のない気持ちに寄り添ってもらえないまま、育ってきちゃった。




治らないままウミになった状態で、ただひたすら悶々とする。




親に気持ちを理解してもらえなかったっていう、経験をするかしないかで言うと、する方が経験値としてレベルアップできるのはいい。




ただ、そうやって割り切りたい気持ちと、埋まらない心の寂しさから目を背けないでって、訴えかけてくる自分もいる。




この間に挟まれてスッキリしない。




たのしいことをしてる時間は気を紛らわせるけど、この葛藤が1日に何回もやってくる。




親に理解してもらえることが1番の解決策。




だけど、親に自分の気持ちを理解するだけの余裕は、どこにもないから詰んでる。




誰かに話すか?




いや、そんなことで解決はしないし、相手に負担をかけてしまう。




似た様な経験をした人と、話を共有して慰め合うか?




ただ、それも詰まるところ慰め合いで終わる確率が高い。




どうしたもんかなぁ...。




そんなことを考えてた。




多分、こう想ってるのは自分だけじゃない。




むしろ、ほとんどの人がこういう想いを抱えてるはず...。




それだけ家族関係の調和がとれてないってことだと想う。




そして、これからもこんな家庭は増え続ける気がする。




こんな状況で、恋愛...ましてや結婚生活がたのしめるとは想えない。




それに勢いで結婚した両親が、生活費を払うことに翻弄されてる姿をみたし、自分もつらい想いを味わったからこそ、結婚した後の生活が穏やかでなくなることがこわい。




自分もそうなるかって言うと、全く関係はないんだけど、必要以上に気にしてた。




もし、やり場のない気持ちが晴れない状態で結婚したら、両親にあった時に無自覚に雑なふるまいをして、妻に気を遣わせてしまうかも。




自分が悶々としてるせいで、関係を築きづらくさせたら困る。




やっぱり長い付き合いになるからこそ、馴れ合いじゃないのは分かってるけど、少しでも仲良くたのしくいたい。




親に対する自分の気持ちを昇華させないことには、紹介したくないのが本音。

正社員恐怖症

鉄道会社の正社員を6年、24歳になる歳にうつ病で退職。




生活のためには働くしかない。




けど、6年間で負ったトラウマの数が多すぎて、また正社員として働くなんてイヤだった。




生かさず殺さずの給料で、生活を回す分には問題ない。




けど、たのしみに回せるほどのお金も、気力も手元に残らない。




毎月給料が入ってくることに甘えて、何か別のことで収入の柱を作るなんて後回し。




ひたすら仕事をして、生活を回すだけの日々。




周りも同じ様な感じだから、疲れ切っててつらさを加速させる運命共同体。




飲み会に行こうが一緒に遊ぼうが、つらさを紛らわすだけで喜びの少ない付き合い。




そんな仕事のサイクルを、週5日8時間続けて夜勤も月に5回程度。




天候や気温、人の影響で設備に支障が出れば、夜間でも呼び出し。




残業代が出ることを喜ぶくらいしかない。




仕事自体はやりがいがあったけど、その環境だと身体と心が悲鳴をあげる。




なんて自分は適応できない人間なんだって、責めることもたくさんあった。




ただ、生き延びることを考えると、這いつくばってでも正社員で働くのがいい。




退職金をもらえて、有休育休を積極的に消化できる。




ここのラインは最低ほしい。




さすがに結婚するのに、パートや派遣は長期的に安心できない。




一つの会社しか経験してないから、あんまり落ち込んでても仕方ないけど、できるだけ長く穏やかにいたいからこそ、ものすごく慎重になる。




ましてやパートナーのこと、子供のことってなると、勢いで選ぶなんてムリな話。




どうしたもんか...そう考えて時間だけが過ぎた。




正社員で働くしかないと想いつつ、なりたくなくていつまでも踏ん切りがつかない。

際どい暮らし

会社を辞めたあと、2週間くらいで退職金が振り込まれて、ハローワークで失業給付の手続きをして、求職活動をしながら受けとるお金で生活費を払う。




うつ病の治療をしながら、たのしめることにもお金を遣った。




そうしながら1年弱生活して迎えた2月中旬。




札幌は気温-10℃を行ったり来たり。




貯金は底をつき、生活費もギリギリ払える程度。




身体も心も疲れ切ってるけど、奮い立たせないと自己破産手前。




そんな中、勢いで決めたコールセンターの派遣社員。




月の給料だと、自分の生活を回して少し手元にお金が残るくらい。




雇用期間も長くて3ヶ月、結婚式なんて夢のまた夢。




子供を育てようなんてできる訳がない。




彼女の親御さんにも心配され、今後どうしていくのか決めないといけない。




自分がこんな状況なのに、彼女は一緒に乗り越えようとしてくれる。




正社員の仕事をわざわざ調べてくれたり、ばあちゃんがカレー作ったから食べにおいでって気を遣ってくれたり...。




有難いと想いながらも、あまりにも不甲斐なさ過ぎて卑屈になった。




生活を回すだけで精一杯で、心に余裕を持てない。

今後の自由度

彼女の親御さんは、どちらも学校の先生をして手堅い。




お金のことを考えると、生き延びるラインはクリアして、たのしめるくらいの余裕もある。




公務員かぁ...。




高校生の時、少し考えたことがあったけど、キチキチした環境で発狂しそうな気がした。




働き始めの給料は少ないけど、段々と上がっていくのは魅力的。




そこの信頼度は高い。




でも、そこまでいく頃には、心が枯れ果ててる様な気もする。




親御さんが硬い仕事に就いてるし、そうした方がいいのは間違いない。




穏やかに暮らす分には問題なさそう。




ただ、その分の制約も大きくなる。




それに、親御さんの両親の介護も必要。




手伝いをしながら、遠く離れた両親、じいちゃんばあちゃんの介護もすることになるはず...。




そう考えた時に、住む場所を実家の近くにすると、妻がかわいそうでならない。




時間の合間を縫って、自分が移動するのが1番いい落とし所。




これはもう宿命みたいなものだし、命を繋いでくれたことには感謝しないといけない。




気を回すところが多いからこそ、暮らしをたのしむなんてできるんだろうか...。




とてもじゃないけど厳しい。

まとめ

ここまでみてくれてありがとう!




今回は、結婚を真剣に考えたお陰で気が付けたことを話した。




当時の自分は結婚したかったけど、それを考える前に、心の負担だったり生活を回さないといけなかった。




本当に愛してたからこそ、準備ができてない自分を責めたし、待たせてることもつらい。




ただ、彼女がしっかりしてる分、少しずつ自分の心を整理していけば、きっと暮らす分には問題がなかったはず。




丁度よくいかない状況だったけど、両親の結婚生活をみてるからこそこれだけ慎重になれた。




彼女がどうしてるかは分からないけど、素敵な人に出会って結婚してくれてるといいなあ、なんて切に願うなあ。




両親と彼女のお陰で体験できたことに感謝。




あと、しっかり地に足をつけて考えてくれた自分にも感謝。




この話が、何かの気付きに繋がったり、じりつを促す転機になると嬉しい。




バイバイ...みんな。

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