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エッセイ「重力がなければいいのにと思っていないか?デザイン思考で解決」
重力。
これがなければ、坂道を自転車で登る苦労もないし、体が重くなくてもいいし、重たいものを持ち上げる苦労もない。
しかし、これが実現することはあり得ない。
実現するには地球の軌道を変えるしかない。
それは100%不可能だ。
これを、僕が今読んでいる「人生デザイン講座」では「重力問題」と呼ばれる。
この重力問題にはまり込んでいる限り、どんな問題も解決できなくなる。
それはなぜか?重力のようにどうしようもない問題をこれからかえることなど不可能なように、変えようのない問題は変えようとしても変わらないから「変えよう」と考えなくていいのだ。
この「どうしても変えようがない問題」が「思考から除外すべきこと」だ。
この重力問題を思考から排除し、そして、可能な限り考えつくプラン・アイデアをどんどん出す。
重力問題の一番の問題はそこにとどまりつづけることだからだ。
重力問題で「行き詰った」「終わった」「詰んだ」と考える人は、自分が重力問題に足止めされていないか考えた方がいい。
重力問題は気づかないうちに巻き込まれていることが多いからだ。
そして、重力問題に気づいたら、まずは行動してみよう。
こうどうというのは「何かを起こすこと」でなくていい「何かアイデアを出すこと」を考えるとスムーズにいく。
デザイン思考ではとにかくプロトタイプ(試作品)を作る。
頭の中でうんうんうなるより、まず現実に何かを作ってみるのだ。
今回勧めているアイデア出しも一つ一つのアイデアがプロトタイプ(試作品)だ。
まず、形にして、アイデアを出す。
行き詰ったと感じたら、アイデアを出す。
これがデザイン思考での問題の突破の神髄だ。
具体的なアイデア出しの方法としてはマインドマップがある。
マインドマップとは、中心に一番考えたいトピックを書き、それを枝分かれさせて、どんどん形にしていくのだ。
これが、マインドマップの一番シンプルな解説だ。
マインドマップの詳細な方法は本筋とはずれるので言及しない。
ここで、この文章をまとめると「重力のようにどうしようもない問題を考えていないか意識すること」「行き詰ることは絶対にないのだからアイデアをだいしつづければ解決すること」。
この2点だ。
あなたは行き詰らない。
デザイン思考を持っている限り。
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