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強いプロジェクト組織の作り方

アンドゲート田村です。
株式会社アンドゲートというPM Techカンパニーの代表をやっています。

この記事では「強いプロジェクトチームを作るには」というお話を書きます。
プロジェクトを進める上で必要な「組織」ですが、ほぼ全てのトラブルや悩みの原因は「組織」です。
今回はその原因を1つでも少なくする方法をお伝えします。

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チームビルディングの第一歩

プロジェクトを進める為には「組織」が必要です。

「やる気」のありそうな人を集めても、強いチームはできません。
なぜなら「やる気」はすぐに無くなるものだからです。

必要な役割を特定して、役割に対して人を割り当てることがチームビルディングの最初のステップです。 
人に役割を与えるのではなく、役割に人を割り当てます。

「人」ではなく「役割」をベースに動けるチームは強いチームになります。 
新しいタスクが生まれた際「これは誰がやるべきか?」の基準が「人」だと毎回議論が必要になりますが
「役割」であればタスクの属性によって自然と担当が決まる為、責任の範囲が明確です。
1つのタスクに複数の役割が必要な場合は、単一の役割になるまで分解します。

みんなでロールプレイングゲーム

ロールプレイングゲームは、勇者や魔法使い、戦士や僧侶など様々な特性を持ったキャラクターを操作するゲームです。

魔法使いは物理攻撃は弱いものの魔法攻撃は強く、戦士はその反対
僧侶は攻撃ではなく回復を行ってくれるキャラクターです。
それぞれのキャラクターの特性を組み合わせることで、強大なモンスターを倒すことができます。
戦士しかいないパーティで、物理攻撃が効かないモンスターが現れた場合は何もできずに全滅してしまいます。

大切なのは戦士は戦士の役割、魔法使いは魔法使いの役割を全うすることです。
戦士なのに「魔法を使いたい」、魔法使いなのに「剣を振りたい」と言い出してしまっては、折角モンスターに合わせたパーティ構成が台無しになってしまいます。

プロジェクト組織でも役割を特定したら、その役割を全うする人を割り当てます。
「その人がどう思うか?」ではなく「その役割がどう思うか?」であり「企画担当としては」「開発担当としては」という言葉が出てきたら役割を全うしている証拠です。

役割として言わなければいけないことは、ちゃんと提言する義務があります。
反対に言えば「役割」がその言葉を言わせているのであって「個人」がその言葉を発している訳ではないので、個人攻撃がなくなり心理的安全性に繋がります。
全員が役者になり自分の役割を全うすることが、組織運営において重要な考え方です。

「感情」との向き合い方

「やる気」や「モチベーション」といった「感情」はプロジェクト活動を加速させますが、絶対に必要なものではありません。 
プロジェクトを安定的に進めたい場合は「感情」に左右されない再現性のあるマネジメントが必要です。 

マネジメントに「感情」を入れてはいけませんが、メンバーは人なので必ず「感情」が存在します。 
「感情」そのものに対して一つ一つ対処していては、途方もなく時間がかかってしまいます。
プロジェクトを前に進めるために、生み出す原因や阻害している要因を特定して根本から対処していきます。

「私怒っちゃったんだけど、機嫌良くしてくれる?」

「私怒っちゃったんだけど、次回から怒らないように改善してくれる?」
では、どちらが建設的な議論でしょうか。

「感情」を無視するロジカル人間め!と思われた方もいるかも知れませんが、それは違います。
「感情」には正しい使い方があります。
それは過程ではなく結果を出した後に使う方法です。

上手くいった・嬉しい・楽しい
失敗してしまった・悔しい・怒り・悲しい
その「感情」によって取り組みが良かったのか悪かったのかが判明するので、次の活動に繋げることができます。

働く喜びというのは、仕事の最中に生まれるものではなく、仕事が終わった後に生まれるものです。

変化し続ける「組織」

「組織」は一度作ったら完成ではありません。

世の中は変わっていくので、その変化に追従する他
プロジェクトライフサイクルに合わせたり、「組織」自体の成長に合わせて変化していく必要があります。

プロダクト開発であれば、0から1を作るフェーズと1を10にするフェーズでは、求められる役割が大きく異なります。
最初から「カスタマーサポート」の役割はいりませんし、最後まで「設計者」が張り付く必要もありません。
フェーズをいくつかに切って、フェーズごとに組織図を変えていくと、最適な役割分担を維持することができます。

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