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UXデザイン会社の特徴|失敗しない選び方とは

「自社サービスのデザインを改善したい」
「デザイン改善によって事業を伸ばしたい」

そんな事業の課題をデザインで解決してくれるのが、UXデザイン会社の役割です。そんな会社にサービスの相談をしたいと思っても、数多くの企業が存在するため選び方に迷ってしまいますよね。

今回は具体的にデザイン会社を探してる方向けに、UXデザイン会社の特徴や失敗しない選び方のポイントを実際の案件の体験談を交えながらご紹介します。少しでも参考になれば幸いです。

UXデザイン会社の特徴1|ただの制作会社ではない

まず第一の特徴は、ただの制作会社ではないこと。社内で作り上げた企画書やワイヤーフレームの表層的なデザインだけをお願いしたい(例えばバナーのデザインだけをお願いしたい)など、スポットで依頼できる会社とは異なります。

かんたんに言うと、「手」ではなく「思考」を武器として売る会社。そもそも、事業課題は適切か、そのための手段は正しいのか、本質を見極め設計します。確かに制作会社に比べると費用感は高く感じるかもしれませんが、そこには事業を成功へと導くために、様々な手法を用いてサービスを設計していきます。

サービスの設計プロセスについて、一般的な進め方の図を載せておきます。設計プロセスを通して考え続けプロダクト・アウトすることに価値があるのです。

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UXデザイン会社の特徴2|ユーザー体験を良くするだけじゃない

広くUXデザインという言葉が浸透してきましたが、一方で『デザイン=ユーザー体験を良くするだけ』と捉えられるケースも増えてきました。

もちろんユーザーの視点は必要ですが、前提が抜けているケースが多いのです。それが『ビジネスとして成り立たせること』。

特に日本に当てはまるのですが、今までは機能やスペックなど、何を作ったが重要視され続けてきました。その様な時代の中で、なぜ良いのか、ユーザー視点を持ち合わせたプロダクトが市場を変えました。例えばAppleのiPhoneなど。
この様な市場の変化から『ユーザー視点は大切』という認知が広がりましたが、『ユーザー視点を持ちながらビジネスを成功させるバランス』が抜け落ちてしまいました。

UXデザイン会社はユーザー視点はもちろん、その視点からどの様にビジネスを成功へ導くのか、このバランス感覚を持ちながら支援をしてくれます。

UXデザイン会社の特徴3|サービスに寄り添う

ここまでの特徴を実現するにあたって必然的ではあるのですが、サービスに寄り添ってくれます。
頼まれたことをただやるのではなく、企業のことを誰よりも理解し、代弁者として語れるくらい、サービスを深堀ります。ここまでして初めてUXデザイン会社にしか導けない答えを出すことができるのです。

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前段として特徴を書かせてもらいましたが、ここからが会社の選び方になります。
会社の事業課題やフェーズ、担当者によって、マッチする会社は異なってきます。自分たちに合った会社を見つけられるように、重要視すべきポイントをご紹介します。

会社の選び方1|自分たちが思っている本質的課題をデザインで解決してくれるか

今思っている漠然とした課題について、ヒアリングと通してどこまで分解、本質的課題にたどり着いてくれるかが重要です。

例えば「サービスの色味がサービス認知の課題」だと思っていても、実はサービス体験が悪いことによる拡散力の低下であったり、認知していた課題の本質が別にあるケースはよくあります。
この本質的課題について、どこまで深堀り答えを導いてくれるか、その答えは自社にとって有益なものか、判断しましょう。

UXデザインの5階層モデルが有名ですが、このモデルに沿って自分たちの課題感と導かれた本質的課題にどの様な違いがあるのか見比べてみると良いでしょう。

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(UXデザインは5つの要素から成り立ちます。表層が課題だと思っていたら戦略が間違っていることも。どこまで本質にたどり着けるかがUXデザイン会社の腕の見せどころです。)

会社の選び方2|解決手段ごとの専門的な知識を持ち合わせているか

課題の特定、解決手段選定の際に、その分野の専門的知識を持ち合わせているかを確認しましょう。

実際に案件に携わるUXデザイナーのスキルが以下にまとまっていますが、これだけでも広く深い知識が必要です。

会社が戦略的な上流工程が得意なのか、UXデザイン後のUIデザインが得意なのか、プロダクト・アウト後のマーケティングが得意なのか、企業や担当者によって特性がかなり違いますので、入念にすり合わせを行いましょう。

会社の選び方3|事業の成長を証明する定量的な実績があるか

前述の通り、ビジネスの成功をさせてこそUXデザインの価値があります。過去の実績の中で、そのサービスを何%伸ばしたか定量的に証明しているか確認しましょう。
またその事業成長はたまたまだったのか、シナリオ通りだったかなど、ヒアリング時に深堀りすることで、事業にどこまでコミットしてくれるかを見極めることができます。

会社の選び方4|ビジネスを進める上でのパートナー的存在になってくれるか

最後に、個人的にはここが一番重要だなと感じています。
制作会社でなければコンサルティング会社でもない、上下関係なく対等に物事を言える関係。そして、同じベクトルの先に事業を成長させる強い意志がある。ビジネスパートナーとして共に歩んでくれる、この存在を見つけられるかどうかが重要です。

最高のパートナーを見つけるためにも、プロダクト課題以外の組織、経営課題など、様々な課題を共有してみましょう。最高のパートナーであれば、会社の将来を見据えた解決策を考えてくれます。

(UXUIデザインファームセブンデックスと、OKIPPAを提供するYper株式会社の実績。事業戦略から組織まで、幅広く伴走するパートナーの成功事例です。)

実績のあるUXデザイン会社

ここまでUXデザイン会社の特徴や選び方を紹介しました。「自分たちに合うパートナーはこんな感じかな?」とイメージは湧きましたでしょうか?

具体的な会社選びですが、2020年現在実績のあるデザイン会社をまとめています。ブランディング、UXUI、マーケティングと各社特徴があるので、自分たちに合いそうな会社を見つけて相談してみましょう。

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この中でも私が所属する株式会社セブンデックスは特徴的。

セブンデックスの強みは事業成長にコミットすること。UXUIデザインを起点として、事業戦略からブランディング、マーケティングまで、サービス成長に必須の要素を持ち合わせています。

メンバーもプロフェッショナルばかり。デザイナー、PM、事業/組織開発、全職域でHCD(人間中心設計)スペシャリスト/専門家の資格を保持しています。

気になった方は気軽に相談してみましょう。

実績

・三井不動産|新規事業創出支援
(UXUIコンサルティング、UXUIデザイン)

・ライトオン|UXUIデザインから、マーケティングまで支援
(ビジネスデザイン、UXUIデザイン、データ分析)

・その他:Yper株式会社株式会社マイナビ(UIデザイン)株式会社うるる(CRM/SFA構築/組織開発)BRANU 株式会社(UIデザイン)、など

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