4月26日、抱き合う高校球児

夕方、アパートの窓から、遠い先にある高台のグラウンドにナイターが灯りはじめたのが見える。近くの高校の野球部が、遅くまであのグラウンドで練習しているのだろう。

もともと高校球児でも何でもないし、野球部はやたらと他の生徒に偉そうなイメージがあるから、(というか僕が高校生のときはそうだった)野球がすごい好きかと言われたら、そうでもない。だが、甲子園を懸けた県大会の様子は、毎年テレビで見ている。夏の訪れを感じるような気がするのだ。

試合に敗れ、ロッカーで泣く選手たち。
自分のミスで負けてしまったと、肩を落とす後輩を慰める先輩。 
来年は俺らのぶんまで、絶対に甲子園に行ってくれよ!と後輩と抱きあう先輩。


後輩と抱きあう先輩。

僕はいつもこのシーンで思うことがあるのです。

お前らならきっと大丈夫!来年は絶対甲子園に行ってくれよ!


わかりました…!先輩たちのぶんまで、絶対甲子園に行きます!


熱い抱擁!



からのキス!


が、あったら面白いなぁ、と。

そしたら来年まで、そのチームの密着するのになぁ。

この話をトラック運転手をしている、新幹線みたいな靴をいつも履いている友達に電話で話してみました。

多様性といわれる時代だから、いいんじゃない。と言われ、電話を切られました。


ちゅ、多様性。




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