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優勝を決めたい川崎vsACLへの望みを繋ぎたい浦和

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さて今回は、明日行われるJ1の第34節の中から、優勝が決まるかもしれない一戦のプレビューをお届けします。

優勝が決まる条件はこちら。

①1位川崎Fが勝利し、2位横浜FMが引き分け以下
⇒残り4試合で川崎Fの勝点87、横浜FMの勝点73以下
②1位川崎Fが引き分け、2位横浜FMが敗戦
⇒残り4試合で川崎Fの勝点85、横浜FMの勝点7

※Jリーグ公式サイトより

つまり、2位の横浜FMが勝利すれば無条件で今節での優勝決定はなされないということなので、この試合の結果がどうだとしても決まらない可能性ももちろんあります。

ただそんな首位と2位の状況を考えている場合でないのが浦和。現在勝点58の5位ですが、3位の神戸との勝点差は3で、さらに次節は鹿島との直接対決もある状況です。引き分ければ彼らを上回ることが難しいため、王者が相手でも難敵が相手でも勝利が絶対条件となってきます。(鹿島は現在6位ですが3日の結果で入れ替わった状態で7日を迎える可能性があるため)

そんな川崎と浦和ですが、この試合の予想メンバーはこちら。

川崎vs浦和 メンバー

互いに先週の水曜日に天皇杯を行い、準決勝進出を決めました。そこから中6日で迎えます。

ちなみにこの天皇杯と、その前に行われたリーグ戦において互いにメンバーを「変えませんでした」ので、結果も出たことと日程的に猶予があったことで互いに再び同じと予想しました。

ただ、相手とのかみ合わせを考えた時、あるいは、けが人が戻ってきたことで先発に起用するケースも考えられます。

川崎からすると大島選手シミッチ選手ですね。まだスタートからは難しいかもしれませんし、旗手選手脇坂選手橘田選手のトライアングルは攻守で躍動しています。わざわざ変える必要性も感じないのが普通ですかね。

浦和は明本選手興梠選手ですね。こちらもスタートは難しいでしょうが、ベンチ入りするかどうかに注目です。

それでは、各局面に沿ってプレビューを展開していきましょう。

まずは

川崎自陣攻撃vs浦和敵陣守備

です。

川崎vs浦和 川崎自陣攻撃

川崎が1-4-3-3で浦和が1-4-2-3-1なので、中盤ががっちりかみ合ってしまうのが今回の特徴。メンバーは違いますが、このかみ合わせの中で人を外し、敵陣に数多く進入してゴールまで至ったのが前回対戦でした。結果は5-0で川崎が勝利を収め、シュート数も公式記録では11v3と圧倒しました。

今回はその時とチームの成熟度もメンバーも違います。ただ、川崎の方で言うと、当然ながらシステム的なところは同じ考えを持つはずです。相手はダブルボランチとトップ下で自分たちの3センターをはめようとするはずですが、それを1タッチ2タッチで外しながら前進できれば後ろは4バックしかいない。それに対して質的優位の3トップで崩し切るイメージを持つでしょう。その中で、同サイドで敵陣まで行くことのみならず、天皇杯の鹿島戦でも見せていた逆への展開を早くしてWGに預けて前に出ていくスタンスは継続するでしょうね。

ただ、その鹿島戦と違うのも中盤のかみ合わせ。鹿島は2トップで来ましたが、浦和はおそらく江坂選手が下がって橘田選手を見るでしょう。そうなると逆への展開をするにはCB間で左右を変える必要が出てきます。これが江坂選手が前に出ている状態であれば橘田選手を使って逆に持っていく。つまり、川崎が見るべきは江坂選手の立ち位置。それに加えて、逆サイドの選手の立ち位置です。これが見れるだろう谷口選手ジェジエウ選手の視野と技術で変えられれば、このエリアから敵陣に行くことは難しくない。

対して浦和は当然ながらその相手のやりたいこと=サイドを変えながら前進することを封じたい。関根選手汰木選手の立ち位置が大事ということです。マンツーマン気味に相手のSBを見てしまっては川崎の逆のインサイドハーフが降りてくると柴戸選手らボランチが前に出れず空いてしまうこともありますし、CBに対してノープレッシャーで運ばれることもあると。中盤の当てはめ方以上にこの両SHの位置取りが肝になりそうです。

また、浦和が攻撃を仕掛けていて失った後のカウンタープレスもこの局面内の話。天皇杯のG大阪戦の前半、このカウンタープレスが失敗してハーフスペースを使われながら進入されたシーンがありました。川崎を相手にするならばこの強度はさらに上げないといけないですし、失敗したら失点の可能性すらあるので攻撃→守備の早さと強度も見ものですね。

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