#28 僕の人生を変えた作品②

住住 脚本バカリズム 

この作品を初めて見たのは、2017年の2月とかだった気がする。ちょうど大学受験が終わり、生活が夜型にシフトしだしてから深夜番組をよく見るようになった。このドラマは30分ドラマで全10話。

話の概要は、登場人物はバカリズムと、オードリー若林正恭と二階堂ふみの三人のみ。設定は偶然、この芸能人三人が同じマンションの同じ階にたまたま住んでいて。仕事終わりなどに三人で若林の部屋(7回)、バカリズムの部屋(2回)、二階堂の部屋(1回)に集まり、基本的にはしょうもない話し合いがほとんどだが、毎回一つのしょうもない事件が起こるので、それを解決しながらしょうもない話を展開していくという、形式上はドラマの形を取っただけのコントに近いと思う。

僕の一番好きな回があって、第3話の「お騒がせ冷蔵庫」という回。この回では、三人が若林の部屋に集まって、二階堂ふみがお歳暮でもらったぶりを持ってきて三人で鍋をやる。

ぶりを食べている最中に、若林が冷蔵庫の下にゴキブリを取る装置を設置して長い時間がたっていることを思い出し、それを回収しようとして、三人で話し合いが進んでいくのがメイン。

どのくらいのゴキブリがいるかを予想したり、誰が回収するのかを話し合ったり、まさにしょうもない日常を描いていて今でも観る。

もうすでに10回はこの回を見ている。

僕はこのドラマを見て将来の夢が何となく見えた。僕はこういう関係性を人間関係において追求したい。

お歳暮でぶりをもらったら気軽な友達と鍋をやりたい。
仕事が終わったら近くの友達とゲームを夜中まで一緒にやりたい。
休みの日は外に出るとかやりたくない。外は寒いから窓をすぐ閉めたい。

ゆるーーーい人生観を描いたこのドラマは僕の桃源郷です。最後にこのドラマのエンディングソングをどうぞ。雰囲気がぴったりです。

「そんな夜」 Enjoy Music Club

Yo約束なしでいつの間にか
ふと集まり ふと始まり
いつもの いくつかと一緒に
いつもの夜にいざ ゆかん

こたつ囲んで話すだけ
おやつ コンビニ袋取り出せ
甘いのとしょっぱいので最高
終わりも決めず ただただ過ごそう

温泉でも行こうなんて 
いっつも話してる
窓開ける  冬の風の匂い
寒いから すぐ閉める
流れ星さえ 気づかぬ3人

インドア ボンクラ ダンシン
ここらで一旦踊っとこうか
そこはまぁ流れでさ

ドラマチックと程遠い
ロマンチックの欠片もない
いつもの いくつものバカ話 
そのリズム そっとI Love そんな夜  


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