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野球と僕 #4
今年も夏の甲子園大会の予選が全国各地で始まっている。
今日母校の試合があった。見事1回戦勝利をした。
仕事しながら耳でライブ配信を聞いていたが(仕事しろや)
やっぱり高校野球はいい。今この瞬間に全てをかけている
そんな姿を当時の自分を思い出しながら眺めている。(仕事しろや)
こう見えて僕は幼少期から野球をやっていて、甲子園を目指す球児だったんです。(性格野球部っぽくないっと言われますが)
「野球と僕」
こんなテーマで書き始めると一冊の本にできるのではないかと思うくらい
私の人生は野球によってできている、いやできていたと言っても過言ではない。
このテーマはいろんな角度から定期的に発信していければと思う。。
高校野球を見ると必ず当時の記憶がフラッシュバックする。
当時というのは私の最後大会の夏。負けた試合のこと。
最後の試合、僕らはまさかの敗戦をした。
我々はシード校で1回戦は勝って当たり前だと思っていた。
そんなおごりもあったせいなのか、相手投手を打ち崩せず、焦りからミスをし、あっさりと負けてしまった。
僕の3年間の終わりはあっけないものだった。
最終回、1点差で負けている場面、1アウト2塁というチャンスで
僕に打席が回ってきた。
応援してくれる仲間、自分を信じてくれた監督コーチ、幼い頃から好きな野球をめいいっぱいやらしてくれた両親、いろんな人への感謝を込めて僕は打席に入った。
カウント2−2
次の球を僕はバットの芯でとらえた。
我ながら良い感触だった
しかし
打球はファールラインぎわ、ぎりぎりファールとなった。
仕切り直し
1球ボールをはさみ
カウント2-3
最後の球、ストライクかボールか微妙なところ
僕ギリギリバットにあて、レフトの前へと打球を運んだ。
落ちてくれ、、、
全身守備をしていたレフトが前に突っ込む
そのまま前に倒れ込み僕の打球をキャッチした。
アウト
毎年高校野球を見るとこの光景を思い出す
そして同時にこう思う
あの打球がもしヒットになっていたら、俺は今なにをしていたんだろう
一個前の捉えた打球の落ちる場所が
あと10センチ右にずれていたら、
俺は、こうして会社員をやっていたのだろうか
試合に勝っていたら大学でも野球を続けていたかもしれない
今とは違うコミュニティに属していたかもしれない
と言うかむしろその可能性の方が高い
でも色々考えた後に最終こう思う
でもこれでよかったんだと
大学で新たに出会った友達と、今週末久しぶりに飲みに行く。
30近くになっても集まる友達ができている。
高校時代で一緒に野球をやっていた仲間の結婚式に呼ばれたりする。
彼らはとっても幸せそうだ。
こんなこと言ったら10年前の僕にブチギレられるかもしれないが
あの場面で僕の最後の打球は、キャッチされてよかった
のかもしれない。
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