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旅RUNキュレーションVol.72(長井マラソン2023)

大会名
長井マラソン2023
レース種類
フルマラソン(このほかのハーフマラソンの部があります)
開催日
2023年10月15日(日)
開催場所
山形県長井市
エントリーフィー
9,000円

※有料設定にしていますがほぼ無料で読めます

10月になり本格的なフルマラソンシーズン到来。また、この週末は、箱根駅伝予選会やMGC、東京レガシーハーフ等の注目すべき大会が目白押し。
そんな中で旅RUN!山形県唯一のフルマラソン大会、長井市の長井マラソン参戦!
山形新幹線と山形鉄道フラワー長井線を乗り継いで、南長井駅に前乗り。そこから1キロほど歩いたタスパークホテルというところに宿を取り、大会当日を迎えました。

大会会場までは複数の場所から無料シャトルバスが出ており、なんとタスパークホテルからもバスが出てる。

号砲は9:25だが、今日は雨模様ということもあり。屋内の待機所は確実に確保しておきたい。ということでチョッ早で会場に行くことにする。定員も各回10人と少ないので乗り切れないケースも避けたい。初出場の大会なので慎重に。
初便は6:40発。なんか心配していたけど乗るの僕と他に1人だけだ。超余裕。6:32にワゴン車的なバスが迎えにきてくれて定刻に出発、わずか6分で会場の「生涯学習プラザ運動公園」に到着。
控え室に入れるのは7時からだと思っていたんだけど特に制約なし。ゼッケン見せて当日配布の封筒もらって、6:55に控室の体育館へ。まだガラガラ。ビニール袋のシートで陣を取り、軽く寝転んで休憩。

朝8時時点の控室もキャパあり。結果、そんなに急がなくてもよかったな。大会参加人数がそもそも多くないので全体的にゆったりだ。

ゆっくりと身支度。雨のフルマラソンは2020年2月の高知龍馬マラソン以来。

雨量は少ないのでビニールのポンチョをかぶるくらいであとはいつも通りでセット。上半身は半袖シャツ1枚なんだけどなんか意外と肌寒いのでこの季節にしてカイロを開けた。
トイレも割と空いてる。体育館のトイレ、大は埋まってるものの順番待ちはできてない。他にも仮設トイレや、屋外の公衆便所もありでこちらは8:45(スタート40分前)時点でもガラガラ。おかげでスタート直前で排泄関係は万全だ。

朝9時過ぎた頃に選手がスタートエリアにわらわらと集まってくる。自己申告性で予想タイム別に並ぶ。

スタート5分前くらいに慌ただしくゲストの挨拶。タンザニアの人の挨拶と、ゲストランナー宇野けんたろうさんの挨拶。宇野さんが「直前までMGC見てました。川内優輝選手が独走です!」と伝えてくれる。会場盛り上がり。これは、アツい! 東京は結構な雨模様と聞く。こういった荒天になると百戦錬磨の川内選手だ。市民ランナー出身の人がオリンピック出場に向けてめっちゃ活躍してるなんて、僕も頑張らなきゃ!とモチベーションアップ!速報ありがとう宇野さん。
9:25号砲。山形県長井市にて、42.195kmの長い旅スタート。

雨模様のおかげで涼しい。水たまりを避けるのがストレスだけどそれ以外は走りやすい。先月までは気温30℃とかとの戦いだったのに、今日は12℃とか。1ヶ月で一気に季節が進んだ。

本日は新たな武器を投入。カツサプという愛称でも知られるカツオスタミナの錠剤を買ってみた。

スタート前に飲みたかったんだけどスタート前給水がなかったので飲めず。てか、陸連公認レースでスタート前給水が存在しないのっていいんだっけか?スターとして最初の給水所で飲もうと思ったんだけど、この袋が開けにくいのなんのって。走りながらだと無理だったので一旦諦め。
コースは変則ループコースを2周。応援の人は少ないけどちょいちょい居てくれて声かけてくれる。いつもありがたい。10kmまではあんまりスピードでず、51分台。

11km地点くらいからちょっと起伏があるコースなんだけど、この地点くらいであとは概ねフラットで走りやすい。というのと、今日は10kmを超えてもスピードが落ちない。とりあえず行けるところまで行く!


ハーフで一度競技場に戻る。FINISHゲートの位置がちょうどハーフらしい。

FINISHゲートを通過してまだ半分走らないといけないのかと思うとなんか気分が萎える。だけど、競技場のアナウンサーが一人一人応援してくれるのは嬉しい。
先ほどのカツサプ、苦労したところハーフを超えたところで袋を開けることができたのでとりあえず全部口に放り込む。水がないので口の中でじわじわ溶かす。25キロの給水で一気に口に流し込んだ。

カツサプの効果は持久力の強化らしい。これが効いたのか、気のせいなのかは知らないけど、乳酸じわじわ溜まって疲れる感じがあんまりない気がする。
28キロ地点でタイムは2時間30分台。

あれ?このタイムって、もしかしてサブフォー行けるか?そんな気がしてきた。近走ではサブフォーなんて全然届いてない。むしろサブファイブがせいぜいの大会も多かったが、今日はなんだか違う。もしかしたら、狙えるかも!ということで気分を新たにする。
31キロ手前の給水でカフェインたっぷりのエナジーゼリーFOCUS90を投入。なんか、速やかに効いてきて走りやすくなる。キロ6分をほとんど割らずに走り続けられる。というかむしろキロ6分を割るとサブフォーが怪しくなってくるので、むしろ割りたくない。気を抜かずに頑張る。意外と頑張れる。今日は、なんか違う。
頭の中でサブフォーペースを計算しながらのRUN。キロ7分だと完全にアウト。カフェインの効いているうちにタイムを稼ぐ。

エナジーゼリーが1個余ったのでハンガーノック防止に38キロ地点で飲む。いつもこんなところでは飲まないんだけど万全を期す。
40キロを超えて、なんかサブフォーいける気がしてきた!! 頑張る!

そしてフィニッシュ地点の競技場へ。入る直前のタイムは3時間55分。決まった、とれた! サブフォーならいい、落ち着いて走ろう。

と思っていたんだけど、なんと最後は競技場内を1周しないといけないと!!これは、萎える。あと4分強で500mかぁ。いや、流石にまだ間に合う。

ちょうど自分の前を走っていたのが、今日の僕と同じ装いの田沢湖マラソンのTシャツを走ってる女性。追い抜く!励みになりました!
このまま1周を走り切り、最後は一気にフィニッシュゲートに飛び込む!!

タイムは3時間57分台! 決まった! サブフォーだ!
2020年の勝田全国マラソン以来実に1358日ぶりのサブフォー。また走れたよサブフォー。

雨だったけど気温12℃くらいの好コンディション。フラットなコース。後、今週は何故か自分の体調が良かったのが奏功したと思う。
思えばコロナ騒動で実戦に出れない日が続いてすっかり走力が落ちてしまっていた。もうダメなのかなって思い始めていたんだけど……まだ走れるよ!!全盛期には及ばないけどここまで戻せたよ!まだまだ頑張るよ!感極まりそうになってしまった。
フィニッシュ後はでかいフィニッシャーズタオルをいただける。雨の中なのでことさらありがたい。後はブドウとあんぱん。

体育館に戻って、荷物返却いただき、身支度。汗をあまりかかなかったので使い捨ての濡れタオルで体を拭けばそれなりにさっぱりできる。ちなみにここ、シャワーもあるらしいです(使わなかった)。
今日の受付の段階で芋煮引換券ってのをもらっている。この引換券でおにぎり2個と熱々の芋煮を頂戴できる。さすが山形です。芋煮、いただきました。うまい。

サブフォーで走れてしまったので予定より1本早い電車で帰路へ。駅まではバスで送迎していただける。20−30分に1本という時刻表だけど割と弾力的な運用をしてくれてるようで、人数が多くて乗り切れなかったんだけど5分くらいで新しいバスをアサインしてくれた。「電車に間に合うように発車しますからね」という係の人から感じる安心感。洗練されてる大会。満足&感謝。

14:17にバスが出発し、14:23には長井駅に到着。

長井駅の待ち客は多くて、電車も1両だったが普通に座れた。キャパ少なめの大会、全てがスムーズ。

電車の中でMGCの結果を検索。川内優輝選手は4位だったそうだ。

パリ五輪は今回いったん逃したわけだけど、60人以上の中で4位はすげーや。市民ランナーの星として誇らしい、本当に誇らしい。かっこいい。3位の大迫傑に数秒差だったかー。大逃げで多くの選手振り落とすの凄過ぎだろ。
長井マラソン出ずにMGC観戦すればよかったレベルだ。でも長井マラソンでたおかげで久しぶりのサブフォー達成したわけですし、山形県唯一のフルマラソン大会を完走できたわけで、やっぱり満足することとしたいです。

全国47都道府県フルマラソン制覇プロジェクトは40県目、山形県制覇!残り7県。
東北全県制覇達成!

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