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『命の時間。出産までのカウントダウン。』

私。
2/9 この日から私は仕事に行けなくなった…

「産む」=「中期中絶」=「死産」と決断をして普通に仕事して明るく他の人と接する自信なんてない。

普段から人より明るい性格の自分がとても嫌になった。

一回目と二回目の流産、今回の死産。

誰のせいでもないと分かっているけれどやっぱり自分を人殺しだと責めてしまう。


朝会社にしばらく休むと連絡し、病院にも中期中絶手術をすると話しをした。

まだエコー外来の女医さんは一度しか診察してないので14日もう一度2人で来て欲しいと言われた。

そこで誤診だった。
ちゃんとした手足も見えたよって言ってくれるかな。

入院まで準備や家の事をやっていたと思うが今考えるとあまり記憶がない。


さおちゃんを1人家に残す事を不安に思いながらも仕事に向かった。さおちゃんは「頑張って」と言う。

可能であるならばもっと休んでさおちゃんの側にいてあげたかった。というより居るべきだった。

職場に着いてからは放心状態で、誰とも関わりたく無かったし他人の話す声はほぼ流していた。体に染み付いた動きを淡々としているだけであった。

よく物は落とし、仕事にやはり集中出来なかった。
過去の事もあった為、仕事中さおちゃんが大丈夫か心配で気が気では無かった。


ただ、今の自分に出来る事は仕事をし、早く帰りさおちゃんを支える事。


今は、それしか無かった。


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